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一級建築士試験2017学科の合格点・足切り点は?解説・合格率も

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一級建築士学科試験の解説イメージ画像

一級建築士試験2017の学科は例年に比べて難しかったと言われています。

これから一級建築士学科試験の勉強を始める上で、重要になってくるのは過去問です。

過去問の中で最もフレッシュなのは直近の試験問題ですよね。

2017年の試験問題をやることは今できる試験対策の中で一番効果的だと考えられます。

それは試験の傾向が最も反映されている問題だからです。

今回は学科試験の合格点や合格率の紹介や解説をしますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。

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1.一級建築士試験2017学科の合格点と足切り点は?

2017年の一級建築士学科試験の合格発表時に、合格点や足切り点等も同時に発表されました。

一級建築士試験2017の合格点は87点です。

近年は90点台が続いていたので、今年も高得点の傾向が続くと思われていました。

しかし蓋を開けてみれば計画と施工が難しく、総合点を引き下げたんです。

では、それぞれの科目の足切り点を見てみましょう。

足切り点は以下の通りです。

科目 足切り点
計画 11
環境設備 11
法規 16
構造 16
施工 13

 
施工の足切り点が引き下げられるかもしれないと言われていましたが、結局例年通りでした。

難しいとは言っても、簡単には足切り点下がりませんね。

過去に環境設備の点が引き下がったことがあります。

2015年です。

通常は過半の点数つまり11点以上を取る必要があるんですが、その年は足切り店が10点に下がったんです。

確かにかなり難しかったので、総合点では余裕で基準点を超えているのに環境設備だけ足切りという人がいました。

ところがその引き下げのおかげで合格したというケースがあったんですよ。

2.一級建築士学科試験過去10年の合格点と足切り点

一級建築士試験は2009年に、それ以前から大きく変更されました。

科目の数が4科目から5科目に増えたんです。

「計画」の学習分野・範囲の広さを考慮して、

計画
環境設備

に分けたんです。

難易度の傾向を知るためには、2009年以降の合格点と足切り点の推移を確認すると参考になります。

年度|科目 計画 環境
設備
法規 構造 施工 合計
2017
(平成29年)
11 11 16 16 13 87
2016
(平成28年)
11 11 16 16 13 90
2015
(平成27年)
11 10 16 16 13 92
2014
(平成26年)
11 11 16 16 13 90
2013
(平成25年)
11 11 16 16 13 92
2012
(平成24年)
11 11 16 16 13 94
2011
(平成23年)
11 11 16 16 13 87
2010
(平成22年)
11 11 16 16 13 88
2009
(平成21年)
11 11 16 16 13 97

 
変更初年の2009年は合格点が97点ということで少々変則的な都市となっていましたが、2010年以降は難易度は安定していますね。

しかし、よく見ると一定の上下動がありますね。

3.一級建築士試験2017学科の解説

2017年の試験問題の解説をします。

以下の表は正解一覧です。

丸つけ・採点に利用してください。

計画 環境
設備
法規 構造 施工
1 2 1 2 2 3
2 4 4 1 3 2
3 4 3 3 1 4
4 4 4 3 4 3
5 2 1 4 4 4
6 2 4 4 3 3
7 3 3 2 1 1
8 4 3 3 1 1
9 3 2 3 3 3
10 3 2 1 4 2
11 1 2 2 2 4
12 3 3 1 2 2
13 4 4 3 1 3
14 1 2 4 2 2
15 4 1 2 1 2
16 2 4 3 4 3
17 1 1 3 3 4
18 4 2 1 1 2
19 3 4 1 4 1
20 2 2 2 1 1
21 3 2 1
22 4 4 1
23 4 3 3
24 4 3 3
25 3 4 4
26 4 3
27 2 2
28 1 4
29 1 3
30 2 1

 

今回の試験の難易度は全体的にやや難しかったと言われていますね。

2016年よりも合格点が3点下がっています。

例年90〜94点くらいでしたが、上で紹介した通り87点だったんですよね。

足切り点は変更ありませんでした。

では各科目ごと見ていきましょう。

【一級建築士試験2017学科の解説】

①計画

2017年はみんなが苦手とする実例問題が多かったですね。

実例問題とは、実際にある建築物の概要や意義について問うものです。

新規問題も多かったですね。

このサイトで紹介している「頭文字暗記法」が使える建築史からも7問出ました(例年通り)。

内容的にはそれほど難しくはなかったんですが、苦手分野が多かったということで苦戦しましたね。

足切りだった人も多かったようですよ。

②環境設備

2017年は環境設備に関しては簡単だったと言われていますね。

実際には例年通りの難易度だったと思います。

排煙設備や給水設備等に関して基本的な知識を問う問題が多かったです。

全体的には省エネ関連について基本的な理解があれば比較的簡単に高得点が取れたんじゃないでしょうか。

世の中は省エネの技術が年々進んでいますから、今後もこんな感じで出題されるものと思われます。

今の環境設備が難しく感じる場合は、今の時代に即した建築や住宅関連の出来事に興味をもって目を向けることをお勧めします。

例えば、

  • ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)
  • 長期優良住宅
  • 低炭素住宅
  • 一次エネルギー消費量計算

等について、理解すると良いです。

こうした流れは、実務についてしっかりわかっている人を合格さえ用という狙いがあると考えられますね。

 

③法規

法規は例年通りの難易度でしたが、長文問題が多く、面食らってしまった人が多かったようです。

いつもより1問解くのにかかる時間が長くなってしまい、最後の方の問題はほとんどあてずっぽうになってしまったという残念なことになってしまうパターンですね。

このサイトでは法規のテクニックとして、問題を解く順番を紹介しています。

 

基本的には比較的優しい部分からやっていくというものです。

参考にしてみてください。

④構造

構造は過去問主体の典型的な出題でした。

こういう出題の場合は、きちんと過去問題をやって解説を読み、理解しておくことで対策できます。

基本は過去問になります。

このサイトでは暗記法を掲載していますが、過去問による対策を補強するものとして利用してください。

⑤施工

施工は新規問題が多く難しかったと言われていますね。

過去問だけではなかなか高得点を取るのは難しかったかもしれません。

新規問題に遭遇した際には慌てずに、一般常識の問題だと受け止めて解答するようにしましょう。

新規問題は他の人にとっても難しいですから、慌てないことが大事ですね。

とは言っても、基本的な内容を問う問題がほとんどなのでまずは過去問をしっかりやりましょう。

4.一級建築士試験2017学科の合格率は?

2017年学科試験を含む、過去(2009年以降)の合格率と受験者数・合格者数を一覧表にまとめました。

合格率 受験者数 合格者数 合格率
2017
(平成29年)
26923人 4946人 18.40%
2016
(平成28年)
26096人 4213人 16.10%
2015
(平成27年)
25804人 4806人 18.60%
2014
(平成26年)
25395人 4653人 18.30%
2013
(平成25年)
26801人 5103人 19.00%
2012
(平成24年)
29484人 5361人 18.20%
2011
(平成23年)
32843人 5171人 15.70%
2010
(平成22年)
38479人 5814人 15.10%
2009
(平成21年)
42569人 8323人 19.60%

 
合格率は年によってかなり違います。

受験者数も合格者数も違うので、戸惑うかもしれませんが、基本的にはしっかり準備することで合格することはできおる試験です。

あまり周りの状況に影響されないよう、自分との戦いだと思ってください。

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ヨシヒロ
以上、今回は一級建築士学科試験の合格点や足切り点、2017年試験問題の解説や合格率についてまとめました。

これから一級建築士を受験する際の参考にしていただければと思います。

良い準備そして、最高の結果を出してくださいね。






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