家の中で団欒の場所といえばリビングですよね。
居間ともいいます。
家族がそろって一緒にくつろぐ場所であるリビングは、できればゆったりとしたスペースを確保したいものです。
しかし、マンション等の集合住宅の場合、どうしても寝室などの個室を確保することで、リビングの面積が小さくなってしまっている物件を見ます。
今回は、神奈川県にお住まいのUさんから、リビングが狭くて悩んでいるという体験談をいただいたので紹介します。
リビングが狭い体験談
(神奈川県にお住まいのUさんの体験談)
我が家は4人家族なのですが、去年にマンションに引っ越して生活しています。
立地も良く日当たりも良いので快適に過ごせるのですが、一つだけ部屋について悩みがあります。
それはリビングが狭く、ダイニングテーブルを置いたのですがそれが邪魔に感じるほどなのです。
リビングなので共同で使うものなどを収納する棚をいくつか置きたいのですが、それもできません。
なので他の部屋や廊下に棚を置いて収納するなど、工夫に工夫を重ねて共有の物を家族全員が使いやすいところに置くようにしました。
一番は本当にリビングに置けたら便利なのですが…
またソファーなどを置きたいのですが、家族4人が座る大きさのソファーを置くことが出来ません。
リビングは家族が集まる場所なので、もう少しリラックスできる広さが欲しかったですね。
マンション選びの時にもっと考えなければいけなかったのですが、リビングが狭いことでとても悩んでいます。
リビングが狭い問題への対策
- 1 リビングが狭い体験談
- 2 リビングが狭い問題への対策
- 3 家をこれから建てる場合には
Uさんはリビングな狭いということで悩まれていますね。
リビングは家族が集ってひとつの空間で過ごす団欒の場所ですから、広いに越したことはありません。
狭い場合は、2つの対策があります。
①家具を移動する
②家具を変更する(高い位置→低い位置へ)
順番に説明します。
①家具を移動する
家具を置く場所を変えることで、広く感じられる場合があります。
たとえば、ダイニングテーブルを食事スペースの中央に置いているのを、壁につけるだけで広く感じます。
120cm×70cmのサイズのテーブルであれば、片方の70cmの辺を壁に付けても4人座れますので移動可能です。
70cm×60cm等の小さなテーブルに4人で座っている場合は、最低でも長い方の辺が1mある物に買い替えたほうが良いですね。
ダイニングテーブルと椅子を壁付けにすることによって、広く使えるスペースが増えます。
空いたスペースに容量の大きな収納家具を配置すると良いでしょう。
②家具を変更する(高い位置→低い位置へ)
- 1 リビングが狭い体験談
- 2 リビングが狭い問題への対策
- 2.1 ①家具を移動する
- 2.2 ②家具を変更する(高い位置→低い位置へ)
- 3 家をこれから建てる場合には
リビングの家具を変更することで広く感じられるようになることがあります。
例えば、
- ダイニング
テーブル+椅子 → ちゃぶ台(ローテーブル) - リビング
ソファー → 座布団(座椅子)
です。
四畳半の部屋にダイニングテーブルがある状況を想像してみると分かりやすいです。
なんだか圧迫感があって、「狭い!」と文句言いたくなってしまいますよね。
しかし、四畳半の部屋にちゃぶ台と座布団が置かれているのを想像すると、そこまで狭い感じしません。
↓ダイニングテーブルと椅子での食事
出典:市ヶ谷出版社「新・住宅Ⅰ」
↓ちゃぶ台と座布団での食事
出典:市ヶ谷出版社「新・住宅Ⅰ」
家をこれから建てる場合には
- 1 リビングが狭い体験談
- 2 リビングが狭い問題への対策
- 3 家をこれから建てる場合には
マンションやアパートに引っ越すのではなく注文住宅を建てる場合には、部屋の広さや配置を自由に注文できます。
リビングは家族が勢揃いする場所なので、一緒に団欒することもあれば、それぞれが別のことをすることもあります。
ワンシーンを想像してみましょう。
- お父さんは新聞を読みながらテレビを見る
- お母さんはシャツ類のアイロンがけ
- 子供たち(2人)は小学校の宿題
それぞれ、かなり広いスペースが必要ですよね。
これらを同時にするということは、リビングはできるだけ広くスペースをとったほうが良いですね。
また、単に面積を大きくするのではなく、それぞれの作業がしやすい配置を考慮する必要もあります。
注文住宅の打ち合わせの際には、個室よりもリビングを優先的に広くとることをおすすめします。
リビングを少しでも広くしたい場合の参考にしていただければと思います。