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家カフェ注文住宅【2024年11月版】

セキスイハイムの外観はダサい?タイルの外壁の実例画像も

セキスイハイムは日本でトップクラスの知名度・着工棟数を誇るハウスメーカーとして認識されています。

※厳密にはメーカー(会社)ではなく、積水化学工業株式会社の住宅部門が運営しているブランドです。

積水ハウスと混同しがちですが、別の会社なんです。

 

今回はセキスイハイムの家の外観について見ていこうと思います。

注文住宅を建てようとしている方の中には、セキスイハイムの外観が「ダサい」と感じている方もいるようです。(おもに鉄骨系商品について)

そこで、ルーツとなった『初期の商品』と『現在の商品』を見比べながら確認してみました。

また、人気のタイルを使った外壁の実例画像も紹介します。

現行ラインナップと合わせて見ていきましょう。

セキスイハイムの外観はダサい?

セキスイハイムの家の外観はダサいと言われることがあります。

セキスイハイムは1960年代に開発され、1971年に初期の商品「ハイムM1」が発売されました。

当時からユニット方式だったので、一般的な家とは明らかに形が違っていました。

大工さんが作る和風住宅と比べると、「まるで理科の実験に使う道具のような見た目」だと言われたりしていたようです。

↓初期のセキスイハイム(ハイムM1)

初期のセキスイハイムは、普通の家の形に近づけようという考え方ではなく、構造がそのまま外観の特徴となっていました。

それまでの家と比べて高さが低かったり、屋根が平らだったりしたことから「ダサい」と感じられてきたのです。

古いセキスイハイムの家は確かに変わった形をしていますが、決してダサくはなく、引きつけるものがあります。

なんだか、ずっと見ていると逆に未来的に見えてきませんか?

セキスイハイムの家は独特の外観ですが、それが気に入って購入する方が多いんです。

初期のセキスイハイムは木造の一般住宅に比べて断熱性能や遮音性能が低く、住み心地は決して快適とは言えなかったようですよ。

ところが、快適さよりも愛着が上回っているため、永く住む人が多いと言われています。

  • パルフェ
  • ハイムbj

などは初期のセキスイハイムの家の名残を感じさせるデザインです。

↓ハイムbj

現在最も売れている「スマートパワーステーション」もいかにもセキスイハイムといったデザインですね。

↓スマートパワーステーションもどこかハイムM1ぽい

スマートパワーステーションは庇(ひさし)が深く出ていてかっこ良いですよね。

現行商品のラインナップは後ほど紹介します。

セキスイハイムのタイルの外壁の実例画像

セキスイハイムの家の外観で人気なのは、独特なタイルの外壁を使った家です。

タイルの外壁の家の実例画像を見てみましょう。

↓薄いグレーのタイルがシックな実例

↓ダーク系のタイルの実例

↓暖色系タイルの実例。

↓珍しい茶系タイルの実例

↓白いタイルの実例

↓白いタイルの実例2

セキスイハイムの鉄骨系商品は、ユニット製作段階で外壁を貼られた状態で現場に搬入されるのです。

(木質系商品は現場で外壁が貼られます)

ユニットの継ぎ目には目地が来ますが、違和感なく組み合わせられるようにできているのですよ。

見た目や強さだけでなく、こうした合理的で機能的なデザインが人気の秘密なんですね。

セキスイハイムの家の外観の特徴は?

セキスイハイムの家の外観は独特です。

セキスイハイムには

  • 鉄骨系商品
  • 木質系商品

の二種類のラインがありますが、どちらもユニット方式なんです。

ユニット方式とは、初期商品の「ハイムM1」から脈々と受け継がれて進化してきたもので、数種類のサイズのユニットを組み合わせて家を作る方法なんですよ。

ユニットは工場で作られます。

↓セキスイハイムのユニット工場

工場で作られたユニットは建設現場までトレーラーで運ばれて、クレーンで釣りあげて専門の職人が組み立てます。

↓ユニットをトラックで運ぶところ

↓ユニットをクレーンで釣りあげて組み立てる

鉄骨系商品と木質系商品では外観がかなり違います。

鉄骨系はユニットの継ぎ目の存在がある程度分かるデザインになっているのです。

セキスイハイムの鉄骨系商品は、数種類のサイズの直方体の集合体といったイメージですね。

木質系商品もユニット方式ですが、外観は一般的な木造住宅と一見したところの差がわかりにくいです。

セキスイハイムの鉄骨系商品の外観

セキスイハイムの鉄骨系商品は以下のラインナップがあります。

  • パルフェ
  • デシオ
  • ドマーニ
  • ハイムbj
  • スマートパワーステーション
  • スマートパワーステーションα
  • クレスカーサ

パルフェ

パルフェはセキスイハイムの家の中で最高級の家です。

外観は現在のセキスイハイムの象徴的な形となっています。

フラット屋根で軒が深く、陰影のあるデザインが人気がありますよ。

深い軒は夏の日差しを防ぎ、寒い冬は太陽光を妨げず取り込むという機能的なデザインですね。

デシオ

デシオはセキスイハイムの鉄骨系商品の3階建ての家です。

外観はパルフェに似ていますが、風圧の強い3階部分の軒は浅めになっています。

バルコニーは壁から出さず、内側に入り込ませることで屋根を確保していますね。

↓デシオのインナーバルコニー

デザインの特徴でもある深い陰影はバルコニーを奥まらせることで出ているのです。

ドマーニ

セキスイハイムの家のラインナップには、フラット(地面と水平)な屋根の家が多いですが、ドマーニは屋根勾配のあるデザインを前面に出しているところが特徴です。

屋根勾配とは、切妻屋根や寄棟屋根の角度のことをいいます。

  • 切妻屋根
  • 寄棟屋根

鉄骨ボックスラーメンの強さが外観に現れるような重厚な作りと、軽快な勾配屋根の組み合わせが良いバランスを産んでいます。

風格があり、自然に溶け込むイメージは落ち着いた「邸宅」にふさわしいデザインコンセプトですね。

ハイムbj

ハイムbjは装飾を極力排したシンプルなデザインです。

ユニットの継ぎ目を隠さず、むしろ強調するような外観ですよね。

最近のセキスイハイムといえばこのハイムbjのイメージが強いのではないでしょうか。

ハイムbjの「bj」とは、

「be just for you=あなたにぴったり」

という意味が込められた言葉です。

小文字で表現しているところがカジュアルで親しみやすいですよね。

スマートパワーステーション

スマートパワーステーションは、今最も人気のあるセキスイハイムの商品です。

大容量の太陽光発電搭載可能なフラット屋根と、「快適エアリー」という室内空気循環システムなどの先端技術をオプションで選択可能な先進的な家になっています。

外観はフラット屋根からそのまま繋がる深い軒とバルコニーに立つ丸い柱が特徴的です。

スマートパワーステーションα

スマートパワーステーションα(アルファ)は、スマートパワーステーションに

  • 太陽光発電システム
  • 蓄電池
  • HEMS(エネルギーモニター)
  • 新ウォームファクトリー(床下暖房システム)

を標準装備し、外壁カラーバリエーションを追加したプレミアム仕様バージョンです。

外観はスマートパワーステーションと共通です。

クレスカーサ

クレスカーサはデザイン性の高いシンプルモダンなイメージの家です。

ファサード(顔となる部分)のデザインにいくつかのバリエーションがあります。

バリエーションの中でも特徴的なのは、

  • インナーキャンチバルコニー

    2階バルコニーの上下左右を枠で囲んだデザインのタイプ
  • ホライゾンウインドウ

    横長の窓が端から端まで横一列に通ったタイプ

ですね。

いずれのタイプも1階と2階の窓の位置が揃っていてスッキリした印象となっています。

セキスイハイムの木質系商品の外観

セキスイハイムの木質系商品は、鉄骨系商品と同じくユニット方式で作られています。

ユニットは木造枠組壁工法です。

いわゆるツーバイフォー工法ですね。

ツーバイフォーのユニットを工場で作り、建設現場までトラックで運びます。

 

 
現場では専門の職人がクレーンで釣り上げて組み立てていくのです。

木質系商品には以下のようなラインナップがあります。

  • グランツーユー
  • スマートパワーステーショングランツーユー
  • ミオーレ

グランツーユー

グランツーユーはやや骨太な印象ですが無骨ではなく、きちんとデザインされたオシャレな外観をしています。

ファサード(顔となる部分)には「花台」や「ボウウィンドウ」といったオシャレアイテムで決めているところが特徴ですね。

花台とは窓の外に花を置くために設置する台のことです。

↓花台

ボウウインドウは、主にダイニングルームに設ける連続窓です。

基本的に、外側に膨らむ曲面に配置します。

ボウウインドウは全体的な雰囲気によって合う合わないがありますが、グランツーユーには相性良いです。

外観・内観ともにおしゃれな雰囲気になりますよ。

↓ボウウインドウ

スマートパワーステーション

木質系にもスマートパワーステーションがあるのです。

鉄骨系のスマートパワーステーションとは大容量太陽光発電や蓄電池といった機能的なコンセプトは同じですが、デザインが全く違いますね。

こちらは勾配屋根を備えており、南向きに配置した場合には太陽光発電パネルがより効率よく発電できる角度になっています。

外観はオーソドックスな木造住宅で、鉄骨系と比べるとややおとなしいですね。

シンプルで目立ちませんが、1階・2階の窓の位置を揃えるという基本を押さえたデザインとなっています。

ミオーレ

ミオーレはグランツーユーと似ていますが、ボウウインドウのような装飾はありません。

よりシンプルなデザインになっていますね。

屋根の形は切妻屋根の他にも、寄棟屋根や片流れ屋根なども設定できるため、自由度が高いです。

また、構造材の太さが違います。

グランツーユーがツーバイシックス(38mm×140mm)なのに対し、ミオーレはツーバイフォー(38mm×89mm)です。

家の強度や断熱性能はグランツーユーに及びませんが、壁の厚さが薄い分、室内空間は広くなっています。

また、材料コストが低い分価格もグランツーユーより安く設定されているのですよ。
 


 

ヨシヒロ
以上、今回はセキスイハイムの「ダサい」と言われた初期商品「ハイムM1」や人気のタイルの外壁の実例画像、現行商品ラインナップの特徴を紹介しました。

セキスイハイムの家、独特でかっこ良いですよね。

初期の家「M1」が発売されたのは1971年ですが、今見ると逆に未来的で魅力的です。

もし見かけたらその独特のフォルムを見てみてください。

ただし、住んでいる方がいらっしゃるので、まじまじと見ないようにしてくださいね。

セキスイハイムはグループ会社のネットワークがうまく機能していて、メンテナンスをきちんとやってくれます。

永く住む家ですから修理などの体制が整っているというのは心強いことです。

ハウスメーカーを決める際の大切な要素ですので、メンテナンスも検討項目に入れておくことをおすすめします。

また、ハウスメーカー選びに迷っているという方は、スーモカウンターを予約してみることをおすすめします。

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