ハウスメーカー・住宅会社

ハウスメーカーランキング2024!地震に強い・ローコスト部門のおすすめは?

ハウスメーカーランキングのイメージ画像

ハウスメーカーってたくさんありますよね。

家を建てるなら一体どの会社が良いのか、人によって違うのはわかるんですが、人気が気になるのも事実。

そこで今回は、ハウスメーカーの人気ランキングを紹介します。

このランキングはグーグルで検索された回数の多い順番になっています。

2018年12月31日に調査した月間平均検索数と比較して、増えている場合は「↑」または「↗︎」、減っている場合は「↓」あるいは「↘︎」で表現しています。

また、後半では「ローコスト部門」「耐震性部門」のおすすめハウスメーカーも掲載しています。

ハウスメーカー選びの参考にしていただければ幸いです。

1.ハウスメーカーランキング2023

ランキングタイトル画像

ハウスメーカー人気ランキングは、家を建てる際に建築を依頼する会社選びを始める際の参考に最適です。

今回は月間平均検索数によるランキングです。

ハウスメーカーにとってインターネットでどれだけ検索されるかは、話題性・人気を測るバロメーターと言われており、どれだけの人がその会社を検討しているかを知る要素の一つとなっています。

このランキングデータは、2020年1月時点の月間平均検索数によるものです。

「前回から」の項目では、2019年1月1日に調査したデータとの月間平均検索数の変化が分かるように矢印によって表記しています。

順位 前回から ハウスメーカー ポイント
1位 積水 ハウス 110000
2位 大和 ハウス 90500
3位 ↗︎ 一条 工務 店 90500
4位 住友 不動産 60500
5位 住友 林業 60500
6位 ミサワホーム 49500
7位 タマホーム 49500
8位 セキスイ ハイム 40500
9位 パナホーム 33100
10位 三井 ホーム 27100
11位 トヨタ ホーム 22200
12位 アイフルホーム 18100
13位 ↘︎ スウェーデン ハウス 14800
14位 アキュラ ホーム 14800
15位 クレバリー ホーム 14800
16位 ↗︎ レオハウス 12100
17位 桧 家 住宅 9900
18位 東栄 住宅 9900
19位 ↗︎ アイ 工務 店 6600
20位 サンヨー ホームズ 5400
21位 ヤマト 住 建 5400
22位 三菱 地 所 ホーム 5400
23位 ↗︎ 木下 工務 店 4400
24位 ↗︎ ウェルダン 4400
25位 ↘︎ 谷川 建設 3600
26位 ウィズワン 3600
27位 ↗︎ もり ぞう 3600
28位 ↘︎ 日本 ハウス ホールディングス 2900
29位 広島 建設 2400
30位 ↗︎ オープン ハウス アーキテク ト 2400
31位 四季 工房 2400
32位 ↘︎ 菊池 建設 2400
33位 古河 林業 1900
34位 ↗︎ オーガニック ハウス 1900
35位 レスコハウス 1900
36位 ↘︎ ヤマダ エスバイエル ホーム 1300
37位 大成 建設 ハウジング 1300
38位 旭化成 ヘーベルハウス 880
39位 ↗︎ ハウゼ 880
40位 ↗︎ ベルク ハウス 880
41位 ↗︎ ウェル ホーム 720
42位 ↗︎ jp ホーム 720
43位 vintage crafts 720
44位 小嶋 工務 店 720
45位 ポウハウス 720
46位 ダイケン ホーム 320
47位 東急 ホーム 320
48位 ↘︎ 兼 六 土地 建物 260
49位 ワンズ ライフ ホーム 260
50位 ハスカーサ 260
51位 yazawa lumber 170
52位 フリージア ハウス 170
53位 天草 産業 170
54位 ↘︎ スペース ホーム 50
55位 aq residence 10
56位 kobori 建築 工房 10

このランキングの中で、前回(2019年1月1の調査)から月間平均検索数が上昇した会社をピックアップしてみます。

検索数が増えたハウスメーカー 月間平均検索数推移 上昇率
一条工務店 74000▶︎90500 22%増
レオハウス 9900▶︎12100 22%増
アイ工務店 5400▶︎6600 22%増
木下工務店 3600▶︎4400 22%増
ウェルダン 3600▶︎4400 22%増
ウィズワン 170▶︎3600 2018%増
もりぞう 2900▶︎3600 24%増
オープンハウスアーキテクト 1300▶︎2400 50%増
オーガニックハウス 1600▶︎1900 19%増
ウェルホーム 590▶︎720 22%増

注目はウィズワンですね。

8ヶ月で実に20倍以上に月間平均検索数が増えています。

ハウスメーカー・ウィズワンのロゴ画像

ウィズワンはデザインにとことんこだわっている会社で、各モデルハウスには実際にそのモデルハウスを設計した担当者が常駐しているそうです。

つまりお客さんは、最初から設計者と顔を合わせてセンスや人柄を確認することができるんです。

手の内を最初から出してくるハウスメーカーだということですね。

標準プランが存在せず、使う素材も最初からたくさんの中から選んでいくスタイルです。

ウィズワンの実例の外観画像

「注文住宅」と聞いて最初にイメージする形に近いんじゃないでしょうか?

一般的なハウスメーカーの注文住宅って、基本は企画住宅(最初から間取りが決まっている)で、数回の打ち合わせによって少しアレンジ程度何ですよね。

なので、

「家づくりってこういうものなのか」

と少しがっかりする人が多いです。

ところがこのウィズワンはハウスメーカーでありながら、工務店や設計事務所のようなスタンスで家造りをしている珍しい会社です。

こういう会社が注目度を高めているのは、住宅業界の勢力図が徐々に変わり出すシグナルかもしれませんね。

ハウスメーカーはそれぞれ強い地域などがあります。

スーモカウンターなどをうまく活用すると、お住いの地域で有力なハウスメーカーを見つけやすいです。

参考記事:スーモカウンターを利用するメリット・デメリットは?

2.地震に強いハウスメーカーのおすすめは?

大地震を起こすナマズのイメージ画像

地震に対する強さに定評があり、なおかつコストパフォーマンスも優れているハウスメーカーを紹介します。

↓地震に強いおすすめハウスメーカー5選

ハウスメーカー 備考
①大成建設ハウジング RC住宅パルコンが魅力
②レスコハウス 元祖PCコン住宅
③旭化成ホームズ 軽量鉄骨造・鉄骨造
④サンヨーホームズ 軽量鉄骨の独自耐震技術
⑤住友林業 木造BF構法が高評価

 

①大成建設ハウジング

大成建設ハウジングのロゴ画像

大成建設ハウジングは、プレキャストコンクリートを用いた鉄筋コンクリート造の家「パルコンシリーズ」が人気のハウスメーカーです。

大成建設ハウジングのパルコンの外観画像

大成建設はもともと超高層ビルを始め、橋やダムなど大規模構造物の建設を行なっているゼネコンです。

大成建設ハウジングはゼネコンである大成建設の住宅部門でしたが、独立して2006年から現在の社名となっています。

特徴はやはり構造で、鉄筋コンクリート造の一種であるプレキャストコンクリートを用いた壁構造です。

プレキャストコンクリートとは、工場で製作した板状の鉄筋コンクリートです。

プレキャストコンクリートのパルコンに使用するものの画像

それを現場に搬入してから専門の職人が組み上げていきます。

ジョイント部は鉄筋の重ね継手によってモルタルで接合され、一体化されるのでパネル同士が離れることはありません。

デザイン性にも優れていて、各地にファンがいます。

施行地域ではない施主が特別対応によって建築を実現するケースもあるほどです(^^)

②レスコハウス

レスコハウスのロゴ画像

レスコハウスはプレキャストコンクリート壁構造住宅の元祖です。

全国展開していますが、東海エリアにおいて人気で、現別会社の静岡レスコハウスが独自にブランド展開しています。

特に静岡県においてはレスコハウスのテレビCMは有名で、事業を引き継いだ「百年住宅」も同じテイストのCMを放映しています。

構造・強度等は大成建設ハウジングのパルコンと同等です。

デザインにおいては意見が分かれるところですが、個人的にはパルコンに及ばないという印象ですね。

レスコハウスの家の外観画像

価格はパルコンよりも若干安いです。

③旭化成ホームズ

旭化成ホームズのロゴ画像

旭化成ホームズは、ヘーベルハウスで有名なハウスメーカーです。

構造は鉄骨造で、独自制震技術「ハイパワード制震ALC構造」を採用して標準で耐震等級3となっています。

へーベル版と呼ばれるALC(気泡コンクリート)を壁や床・屋根に使用しており、遮音性や断熱性においても完成度が高いです。

「フレックス」「PAO」「そらから」など、多くのラインナップがありますが、中でも「キュービック」が人気で誕生から35年たった今でも主力商品となっています。

ヘーベルハウスのキュービックの外観画像

当然性能・デザインは進化しており、「2軒目もキュービック」というリピーターもいるんだとか。

④サンヨーホームズ

サンヨーホームズのロゴ画像

サンヨーホームズの旧親会社は電機メーカーの三洋電機でした。

三洋電機は、パナソニックに吸収される少し前(2011年)にサンヨーホームズを手放しています。

サンヨーホームズの良いところは、もと電機メーカーの子会社だったことを活かして、太陽光発電システムや24時間換気システムを独自開発・商品化してていたところですね。

構造の軽量鉄骨に対応した独自制震技術も高評価されており、独自技術の全てを全商品に標準搭載しているんです。

サンヨーホームズのモデルハウスの画像

知名度は大手ハウスメーカーに及びませんが、技術力では引けを取りません。

価格も比較的安く、耐震性を含めた総合的な評価が高くおすすめです。

⑤住友林業

住友林業のロゴマーク画像

住友林業は大手ハウスメーカーでは珍しく木造住宅をメインに展開しています。

横綱・白鵬のテレビCMはあまりにも有名ですよね。

あのCMは、独自開発した構造「BF(ビッグフレーム)構法」のCMです。

このBF構法は、大断面集成材と特殊金物の組み合わせによって鉄骨造と同等の強さを木造で実現しています。

それによりデザインの自由度も上がり、大きな窓も自由に配置することができます。

住友林業のThe Forest BFの外観画像

デザインにおいても、企画住宅The Forest BFをベースとしてオプション構成によってほぼ全てのラインナップに対応できる汎用性があります。

 

 


ハウスメーカーに限らず、現在の住宅会社が作る家は、建築基準法で定められている耐震基準をクリアしないと建築確認申請が通りません。

つまり着工することができないということですね。

また、工事が設計通りに行われているかどうかも、工事の中間・完了検査時にチェックされます。

チェックするのは確認申請を処理する第三者機関または自治体(都道府県・市町村)の担当者で、検査の厳しさにばらつきはありますが、不正があれば見抜かれます。

建築基準法では、耐震性について以下のように定めています。

 

【建築基準法 耐震基準】

  • 数百年に一度発生する地震(東京では震度6強から震度7程度)の地震力に対して倒壊しない程度
  • 数十年に一度発生する地震(東京では震度5強程度)の地震力に対して損傷しない程度

 

建築基準法の規定を守って建築された場合、十分な耐震性がある建築物になりますね。

しかし、さらに強い地震を想定した制度があります。

品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)です。

品確法の「住宅性能表示制度において「耐震等級1〜3」が定められており、それぞれに関して対応する地震力が以下のように規定されています。

耐震等級 地震力
等級1 1倍(=建築基準法)
等級2 1.25倍
等級3 1.50倍

等級3に至っては、数百年に一度発生する地震の1.5倍の地震力に対して倒壊しない建物ということで、消防署の建物などに設定される耐震性です。

住宅においても、より安全をというニーズが高まり、耐震等級3を売りにしているハウスメーカーもありますね。

骨組みの組み方によって数値をクリアして木造でも耐震等級3を実現しているハウスメーカーもあります。

耐震等級については、数値をクリアすれば良いのかという議論もある一方で、各メーカーはダンパー等を用いた「制震」技術を開発して取り入れるなど工夫も見られます。

また、地震力を吸収して建物を守る「免震」技術も発達してきました。

ちなみに、免震住宅の場合は地震力に抵抗する構造体の力は必要ないということで、耐震等級の評価は行われません。

お住まいの地域の地震に強いハウスメーカーはスーモカウンターを利用すると見つけやすいです。

3.ローコストなハウスメーカーのおすすめは?

おすすめのローコスト住宅メーカーを紹介します。

ハウスメーカー 備考
①住友不動産 大手で最安
②アイフルホーム 価格表示も親切
③タマホーム ローコスト代表格
④レオハウス ナック運営
⑤オープンハウスアーキテクト 合併により巨大化

順番に説明していきます。

①住友不動産

住友不動産のロゴ画像

住友不動産は大手ハウスメーカーです。

ローコストのおすすめのところで紹介していて間違いじゃないの?

と思われるかもしれませんが、住友不動産は大手ハウスメーカーの中では最安です。

大手ならではのデザイン・品質の高さと、ローコストというふたつの良いところを併せ持っている稀有な存在です。

ただし、企画住宅をほぼそのまま建築するつもりで打ち合わせをすべきです。

豊富なプランが用意されていますから、自分の土地や家族構成に合ったプランを営業担当からおすすめされると思います。

そのプランをベースに、費用がかからない程度のアレンジを加えて契約といった感じですね。

住友不動産のモデルハウスの画像

ある程度考え方の変換や妥協が必要になりますが、コスパはナンバーワンと言えますのでおすすめです。

②アイフルホーム

アイフルホームのロゴ画像

アイフルホームは全国にフランチャイズ展開するハウスメーカーです。

ローコスト全盛の住宅業界で、長いこと真っ正面から戦っているメーカーという印象があります。

フランチャイズ展開というのは、地元工務店にノウハウ提供することで支店活動をさせて、月額の会費と契約ごとのロイヤリティをダブルで得ることによって収益を得る手法です。

そのためアイフルホーム本体は、売り上げが少なくても最低限事業を維持していける程度の収入を地元工務店から得ることができます。

直販は存在せず、実現する家は全てがフランチャイズ店の販売によるものです。

この仕組みに徹底しているのが成功の鍵かもしれません。

全精力をフランチャイズ店の教育・指導に当てられるからですね。

フランチャイズ店も、本体の面倒見の良さに答えようと頑張るし、実際にお客さんに安く家を提供できることでユーザーからの信頼や満足を得ています。

「i-Prime7」というネット限定商品が安くて品質も高くて好評です。

アイフルホームのiPrime7の外観画像

マイページ登録することでプランニングが可能となっています。

登録には個人情報の記入が必要です。

③タマホーム

タマホームのロゴ画像

ローコストメーカーといえばタマホームですよね。

出始めのころの衝撃はすごかったです。

住宅業界も全てタマホームに食い尽くされてしまうのでは、と感じたほどです。

ただ、単価を実査よりも安く見せたり、それがバレた時の対応があまり良くなかったこともあり、トータル的な評価が以前より高くないですね。

現在、公式ホームページからは「坪単価」のワードが消えています。

結局、いくらで家が建てられるのかは見積もりをとってみないとわかりません。

しかし、私の自宅のお隣さんはタマホームで建築されたので色々聞きましたが、顧客対応は非常にしっかりしていて安心感があったそうです。

価格も安く、満足いく買い物だったとおっしゃっていました。

建築現場を見ていましたが、いつも綺麗に片付いていて好感持てる会社でした。

タマホームの実例の外観画像

タマホームは福岡県で1988年に誕生しました。

当初は普通の工務店でしたが、建築コンサルタント会社・ナック株式会社の指導を受けて変貌を遂げます。

ナックによる仕入れノウハウによりローコストメーカーとして急激に成長し、一気に業界を席巻する存在になりました。

次で紹介するレオハウスの立ち上げにも協力し、現場で得たノウハウを逆に伝えるという形で恩返ししたと言われています。

④レオハウス

レオハウスのロゴ画像

レオハウスは、建築コンサルタント会社・ナック株式会社が運営するローコスト住宅メーカーです。

建築コンサルタントとして全国の工務店を指導してきたノウハウと経験を活かしてのプロジェクトであるため、全国の加盟店が戦々恐々とする中スタートしました。

結果は現在タマホームに次ぐローコストメーカーナンバーツーとして君臨していますね。

ナックを知っている住宅会社にとっては、「レオハウスが成功しなければナックはなんだったのか?ということになるから成功してもらわないと困る」という気持ちと「なんかズルい」という気持ちが混在していたそうです。

レオハウスの特徴はタマホームとかぶる部分ですが、企画住宅メインではなく、ゼロからプランニングする手法です。

工務店や設計事務所では当たり前ですが、業務の合理化によるローコストを売りにしているのに企画住宅メインではないというのが意外なところですね。

仕入れや営業の合理化をする上で、お客さんのニーズである「本当の注文住宅を安く建てたい」という気持ちを実現することを最優先にした結果なのだと考えられます。

商品としては、「大人気の家シリーズ」が大人気です(^^)

レオハウスの大人気の家の外観画像

デザインにこだわらなければ、非常に安く家を建てることができますよ。

⑤オープンハウスアーキテクト

オープンハウスアーキテクトのロゴ画像

オープンハウスアーキテクトは聞きなれない名前かもしれません。

しかし、元は東京都多摩地域を拠点に活動していたアサカワホームで、実績十分なんです。

現在は関東を中心に、東海地方まで勢力を伸ばしてきています。

独自物流ルートで合理化を図り、材料の大量供給や規格化によってコストを抑えることができているんですね。

オープンハウスアーキテクトのモデルハウスの外観画像

ただし、標準仕様にないものを使ったり、特殊な間取りや高さ設定(スキップフロアなど)をしようとすると大きな追加費用がかかることがあるので注意が必要です。

この規模の住宅会社の場合、建築期間は担当者が忙しくなりがちで、対応が後手に回ることが多いです。

そのため、追加費用の見積もりをする時間がなく、請求段階になって初めて追加費用がわかるという事態となってしまうこともよくあります。

40〜50万円くらいの追加かな?と思っていたのに、追加の請求書は150万円だった!などとならないように、必ず事前に見積もりをしてもらってから追加の発注をするようにしてくださいね。


ヨシヒロ
以上、今回はハウスメーカーランキングと、地震に強いハウスメーカー、ローコスト住宅メーカーのおすすめを紹介しました。

いろんな角度から自分にあった住宅会社を探して、納得のいく家造りをしてくださいね。






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