引越先が決まっていなくても見積もりはできる!
引越料金を少しでも安く抑えたり、年度末・年度初めの繁忙期に予約を取ったりするためには、早めの引越見積もり依頼と予約がかかせません。
中には、転勤や進学などで引っ越しの予定は決まっていても、部屋探しに時間を取られてしまって引越予約まで到達できないと考えている人もいます。
しかし、実は部屋が決まっていない段階でも見積もりを取ったり、予約を取ったりすることが可能です。
人気の日程やお得な引越業者の予約が埋まってしまう前に、早めの行動を心がけましょう。
住所未定の見積もり依頼はよくある話
引越業者にとって「住所はまだ決まっていないけれど、とりあえずこの日程で引っ越しがしたい」という申し出はありふれたものです。部屋が見つかってないからと言って、見積もりや予約を断られてしまう心配はありません。
引っ越しの繁忙期である2月~4月や、ゴールデンウィークや夏休みなど、人気の日程はあっという間に予約で埋まってしまいます。希望通りの日程で引っ越しがしたいなら、できるだけ早く引越業者にコンタクトを取りましょう。
見積もり依頼をするときのポイント
引越先の住所が決まっていなくても見積もりは可能ですが、正確な金額を出すためには普段以上に気をつける必要があります。業者に渡す情報が足りなかったり不正確だったりする、見積もり金額の信用性も低くなってしまいます。
荷物量をきちんと伝える
引越料金を大きく左右するのが距離を荷物の量です。どの程度の荷物を運ぶかによって、トラックの大きさや必要スタッフが決まるためです。
距離が正確に伝えられない以上、荷物の量だけは正確に把握しておく必要があります。
まずは家財のうち、運ぶものと処分するものをしっかり区別しましょう。ダンボールの量もだいたいでいいのでカウントしておくと安心です。引越当日の荷物の量と見積もり時の荷物量に大きな差があると、当日追加料金を取られる可能性があるため、増減には注意が必要です。
住所は市町村まで
引越先住所が未定でもOKではありますが、西へ行くのか東へ行くのかすらわからないとなると流石に見積もりは難しいです。市町村ぐらいまでは判明してから見積もり依頼をするようにしましょう。
引越先の候補がいくつかに別れている場合は、引越業者にその旨を伝え、行き先別の見積もりを作ってもらえるように依頼してみてください。
正確な行き先が決まったらすぐに連絡する
住所未定で出た見積もりはあくまで仮のものです。正確な引越先が決まったらすぐに引越業者に連絡を入れてください。行き先がわかれば以前よりもより正確な見積もりを出せるようになります。
できれば住所だけでなく、階段やエレベーターなどの通り道、その他搬入の妨げになりそうな狭い場所などあれば写真に撮って送っておくと親切です。当日になって荷物の搬入が困難だと判明した場合、追加料金を取られるケースもあります。不安な箇所があれば早めに質問しておきましょう。
引越料金は隣接している道路の広さやエレベーターの有無でも変動します。もし正式な引越先を伝えたことで引越料金が大幅に高くなったなら、他の業者を再検討してみるのも良いでしょう。
引っ越しの見積もりを取るなら一括見積もりが便利
引越料金を安くするためにかかせないのが一括見積もりです。
複数の業者にまとめて見積もり依頼ができるため大幅に時間の節約ができ、各社の料金を比べやすくなります。
複数の見積もりがあれば、引越相場を確認したり、価格交渉したりしやすくなります。
引越先住所が決まっていなくても、一括見積もりを利用できます。
この場合、引越日程、荷物の量、引越先市町村がわかっていればOKです。申し込みの際には、必ず備考欄等に引越先住所が決まっていない旨を記入しましょう。
見積もり金額が途中で変わった場合にも活用
正確な引っ越し先が決まり再見積もりをしたところ、引越料金が大幅に増えてしまったという場合にも一括見積もりは便利です。
先に予約した業者をキープしたまま他の業者の新しい見積もりと比べれば、最安値を見つけやすくなります。
業者にもよりますが、引っ越し3日前ぐらいまではキャンセル料がかからないことが多いです。部屋が決まったのが直前でも意外と猶予はあります。
価格交渉を忘れずに
引越料金を安くするのにかかせないのが値引き交渉です。引越料金は業者ごとの差が大きく、他社の見積もりは良い交渉材料になります。
住所が決まっていないことを負い目に感じてしまう人もいるかも知れませんが、そこで引いてしまっては損をします。
特に、住所未定の見積もり依頼は急に引っ越しが決まって慌てているような印象を与えやすく、高めの見積もり依頼を提示されやすいです。金額を気にしているというアピールはしっかり行いましょう。
予約していた日程で引っ越しできなくなった場合は
引越先の都合や仕事の都合などで予約していた日程に引っ越しできなくなった場合は、速やかに引越業者に連絡を入れましょう。
3日前まではキャンセル料がかからない業者が多いですが、それをすぎると料金が発生します。また、新しい引越日程を決めるためにも、業者にはできるだけはやくコンタクトを取る必要があります。
さらに、新しい引越希望日程が土日や祝日など人気の高い日程である場合は、料金が大幅に高くなる可能性があります。
平日の場合でも、直前になればなるほど料金は高くなります。
早めの行動が大切です。