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三井ホーム「シュシュ」の外観デザインの特徴は?実例画像も

三井ホーム「シュシュ・チャーム」の外観画像

三井ホームのシュシュの外観の特徴は?実例画像も

三井ホームの家ってセンスいいですよね。

ラインナップを見るとどれもオシャレでなかなか他のハウスメーカーでは真似出来ないなと思います。

どの商品も装飾とバルコニーやアーチなどの外部設備を一体化して魅力的な外観を作っていますね。

ハウスメーカーを選ぶ人の中でもこだわりの強い方が三井ホームを選ぶのではないでしょうか。

中でもとりわけ人気なのが「シュシュ」というシリーズです。

今回はシュシュの外観の特徴や実例画像を紹介します。

1.三井ホーム「シュシュ」の外観の特徴は?

三井ホームの「シュシュ」には4つのスタイルが用意されています。

①シュシュ・チャーム
②シュシュ・クール
③シュシュ・ドレッシー
④シュシュ・キュート

これらは、主に主婦層に対する三井ホームによる生活スタイルの提案です。

お客さんは好みのスタイルをざっくりと選び、スタイルに合った具体的なインテリアを選んでいくというシステムですね。

外観とインテリアのマッチングは、三井ホームのデザイン担当が緻密にバランスを考えて行っており、4つのスタイルがそれぞれ独自に仕上がっています。

そのあたりは三井ホームの商品開発チームの凄さだと思いますね。さすがです。

①シュシュ・チャーム

三井ホーム「シュシュ・チャーム」の外観イメージ画像

シュシュ・チャームは南仏調のテイストを感じさせる外観です。

切妻屋根の三角が正面に来るようにデザインされています。

淡い色の外壁にアーチ状の装飾、窓下の「花台」など、プロバンス風のディテールが特徴的ですね。

↓シュシュ・チャームの特徴的な玄関アーチ
三井ホーム「シュシュ・チャーム」の特徴的なアールの玄関アーチの画像

↓シュシュのフラワーボックス(花台)
フラワーボックス(花台)の画像

↓シュシュ・チャームの外観詳細イメージ
三井ホーム「シュシュ・チャーム」の外観ディテール画像

②シュシュ・クール

三井ホーム「シュシュ・クール」の外観デザイン画像

シュシュ・クールは、白い外壁と直線的なラインがシャープな印象の外観です。

装飾の煙突を模したオブジェが可愛いですが、ほとんど採用されないようですね。

やはり、屋根に突起物を載せるのは長い年月を考えたら雨漏りのリスクが高まるので、暖炉を付けるケース以外はあまりやらないでしょう。

↓直線的なデザインの玄関ポーチ屋根
三井ホーム「シュシュ・クール」の外観デザイン画像

↓シュシュ・クールの内観イメージ
三井ホーム「シュシュ・クール」の内観イメージ

③シュシュ・ドレッシー

三井ホーム「シュシュ・ドレッシー」の外観イメージ画像

シュシュ・ドレッシーは、ゆとりある内部空間を感じさせる大きな三連窓や、リビングのボウ・ウインドウが特徴的なラグジュアリースタイルの外観です。

シュシュの中では唯一、寄棟屋根を採用しています。

上下階の窓位置の工夫により、見ていて心地よいリズムを感じませんか。

↓ボウ・ウインドウの外観
ボウ・ウインドウの外観画像

↓ボウ・ウインドウの室内側
ボウ・ウインドウの室内側の画像01

ボウ・ウインドウの室内側の画像02

④シュシュ・キュート

三井ホーム「シュシュ・キュート」の外観イメージ画像

シュシュ・キュートは、シュシュ・チャームに似ていますが、よりシンプルかつソフトにまとめられています。

屋根と壁の間にモールディング(装飾)を施すことで段差を目立たなくし、ソフトなイメージをもたせました。

玄関アーチの角度が急(R半径が小さい)ところが大きな特徴ですね。

↓アール角度が急な玄関アーチ
角度が急なアールの玄関アーチの画像01

2.三井ホーム「シュシュ」の実例画像

ここでは、シュシュの実物画像を見てみましょう。

↓北側玄関のシュシュ

三井ホーム「シュシュ」の実例画像06

モデルハウスやイメージ画像は、見栄えがするように南側玄関のものばかりです。

しかし、実際には北側に玄関がくるケースが多いんですよ。

それは、玄関が南側にあるよりも室内の間取りを豊かにできるからです。

南側の良い位置にリビングを広く取れたり、シュシュ特有の便利スペース「プチリュクル」を配置できたり。

土地を選ぶ際にも、北側に道路が接している土地の方が利便性が高いことがあるので、イメージにとらわれずに色んな角度から検討してみることをおすすめします。

↓間口が狭めの敷地に建つシュシュ

三井ホーム「シュシュ」の実例画像05

土地は間口(道路に接する長さ)が広い方が見栄えがしますし、実際に便利です。

しかし、そういう土地は値段が高いのが常ですね。

三井ホームのおしゃれな家は、間口が広い土地に建てたいと感じてしまいますが、間口が比較的狭い土地でも建築可能です。

実際には都市部などでは間口が広いというのは期待できないので、参考プランには間口が狭いものが多数用意されています。

 

↓角地に建つシュシュの画像

三井ホーム「シュシュ」の実例画像04

装飾を少なめにしたシュシュの実例ですね。

ゆったりめの土地に堂々と建っています。

L字型プランの中心に玄関が配置されているパターンです。

この玄関部分には、リビングやプチリュクルを配置することもできます。

接道方向や土地のカタチに応じてカタチを変えながらもきちんとデザインされた外観にすることができるところに感心します。

 

↓シンプルデザインのシュシュ

三井ホーム「シュシュ」の実例画像01

シュシュは女性に人気です。

主婦層の女性で、仕事を持っていながら子育てをしている方に特に人気があります。

しかし、必ずしもそういった家族だけが好むわけではありません。

オプションも逆に使うことで値段を下げたりできます。

ダウングレードという考え方ですね。

必要なものはそのまま採用し、「これは要らない」と判断したものは廃止することも可能なんです。

例えばフラワーボックスは生活に必要ないし、毎回水やりをするのも面倒だという場合は「無し」にできます。

そうして無駄をはぶきながらも、シュシュ特有の機能的で楽しい間取りはそのまま採用するというのが良いでしょう。

 

↓アールが強調されたシュシュ

三井ホーム「シュシュ」の実例画像03

シュシュの特徴である玄関上のアーチ。

通常よりも半径を狭めることでこのような丸のきついアーチにすることができます。

やはり円の直径が開口幅と同じというのは気持ちが良いですよね。

 

↓アールが強調されたシュシュその2

三井ホーム「シュシュ」の実例画像02

こちらも少しアールが強調されています。

さらに、リビングや吹き抜け、バルコニーの上もアールで処理していますね。

ソフトかつエレガントなイメージになります。

 

↓リズム感を意識したシュシュ

三井ホーム「シュシュ・チャーム」の実例画像02

正面を3ブロックに分けてデザインしています。

それぞれが同じ間口として、開口の幅も合わせていますね。

同じ開口幅の窓が横に3つ続き、上下階の窓の位置も合っています。

こうすることでデザインにリズム感が増します。

さらに、玄関→リビング→ダイニングと雁行させる(全面を徐々にずらしながら配置させる)ことで変化を出していますね。

飽きの来ない良いデザインです。

 

↓外構の緑が映えるシュシュ

三井ホーム「シュシュ・チャーム」の実例画像01

良い家は、訪れた人がどんな家だったか思い出せないカタチをした家だと言われています。

「どんな家だったか思い出せないけど、たしかに良い家だった。また訪れてみたいなあ」

と思わせる家ですね。

その要素のひとつが外構の植栽、つまり木や花の緑です。

少しだけでも背の高い木が植えてあるだけで、見え方の印象が大きく変わります。

そして光が当たる角度や風の強さによっても雰囲気が大きく変わるので、固定されたイメージを与えにくくなることから、「良い家」の度合いを上げてくれるんです。

ぜひ、建物だけでなく「外構(造園)」にも力を入れて計画してみてくださいね。

3.三井ホームにまつわる実際のお話 byヨシヒロ

ヨシヒロ
今回三井ホームの家に関する記事を書いて思い出したことがあります。
もしかしたら家作りの参考になるかもしれないので紹介しておきますね。

以前、三井ホームと競合になったことがありました。

2011年の3月のこと、O様というお客さんが突然会社を訪問してきました。

いくつかお店を経営する事業家さんで、ご自宅を建てたいということです。

O様は、三井ホームと全く同じデザインでやってほしいと言いながらも、間取りを一から作って欲しいという要望をお持ちでした。

全く同じデザインなのに、間取りはオリジナル・・・

かなり戸惑いましたが、ちょうど時間があったのでその場で色々と話を聞きました。

数日かけて初期プランを作り、打ち合わせです。

何度か打ち合わせをしたんですが、O様はかなりブレるタイプの方でした。

何度も何度も図面を作って打ち合わせするんですが、毎度間取りの要望が変わってしまい話が進みません。

間取りがある程度満足できても、デザインが三井ホームと違うということでまた作り直しというサイクルに陥ってしまい、だんだんと私のモチベーションが下がってしまったんです。

数ヶ月間やりとりしましたが、結局納得行くものが出来ずにお互いに段々と連絡を取らなくなり、フェードアウトとなりました。

その後、時々用事でO様の土地の前を通ることもありましたが、数年間はまったく計画が進んでいないようでした。

「そんなに三井ホームのデザインが好きなら、三井ホームと契約して建ててもらえばいいのに」

当時関わった誰もがそう思いました。

 

【補足】
プランニングにあたり、土地家屋調査士や水道業者等が調査のために関わるんです。
その調査は工事が実現しない限り費用はかかりません。
しかし労力をかけさせる分、住宅会社は「必ず契約をものにしなければ」とプレッシャーを感じます(^^;

 
O様本人もきっと三井ホームに建築依頼したかったんでしょう。

しかし、三井ホームはハウスメーカーの中でもかなり値段が高いので、お客さんは契約に二の足を踏んでいたようです。

実際、見積りをとったそうですが、「めんたまが飛び出るくらい高い」とおっしゃってましたから。

そこで、同じデザインの家を安く建てさせるために地元の工務店を渡り歩いていたんです。

私の会社に来た後も、少なくとも3年は土地が更地のままでしたから、住宅会社巡りはかなりの数に及んでいたものと思われます。

ずいぶん経ってから(2016年はじめ頃)現場を通りかかったら、三井ホームの家が建っていましたよ。

ある意味執念を感じましたね。

今考えれば、こちらももっと良い提案ができていれば、もっと早く満足行く家を建てられたかもしれません。

プランニングにかなり時間と労力をかけていましたし、出来れば建築させて頂きたかったなあと思います。

住宅会社としては失敗談ということになりますね(^^;
 


 
以上、今回は三井ホームの人気商品「シュシュ」の外観デザインの特徴や実例画像を紹介しました。

三井ホームの商品選び、あるいはハウスメーカー選びの参考になればと思います。

 

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