NHKの受信料についてはこのサイトでも取り上げていますが、神奈川県のIさんから
「NHK受信料契約を解約したいのに出来なかった」
という体験談をいただいたので紹介します。
NHKを見ないのに受信料が高い
(神奈川県のIさんの体験談)
去年の夏に一戸建てに引っ越して、約半年後の2月頃にNHKの人がきました。
妻がNHKの受信料の契約をしたのですが、先日明細を見たら異様な高さに気づきました!
確認すると衛星契約になっていたんです。
その時まで私は知らなかったのですが、NHKの受信料には地上波契約と衛星契約の2つがあるようですね。
契約の際に2つの料金をしっかりと説明してくれないなんて、非常に不親切だと感じました!
地上波契約は月額1,260円、衛星契約は月額2,230円かかります。
(2ヶ月払いで払っています)
衛星放送は見ないのに、地上波契約の2倍ほどの衛星契約の料金を支払うなんておかしいですよね。
妻は衛星契約にしたような記憶はないと言っていますが、うまく誘導されたんだと思います。
そこで解約しようと思いNHKに問い合わせたのですが、なかなか解約できなくて困りました。
NHKによるとBS放送を受信できる受信機があると解約はできないとのこと。
我が家は「フレッツ光TV」でテレビを見ていますが、フレッツ光TVだとBSが受信できるので、自動的に衛星契約になるのかもしれません。
BS放送を見ていないと言っても「受信できる以上、見ていなくても支払わなければならない」と言われ、解約の話を進めてもらえませんでした。
普通の企業ならありえないですよね。
NHKの社員はきちんと払っているんでしょうか。
一般の人の気持ちになればわかると思うんですけど、いういう心を持っていないんですかね?
私の家ではNHKは殆ど見ませんし、衛星放送なんて見る事はありません。
無駄な料金は払いたくなく、解約の問い合わせをしたのに話になりません。
せめて衛星契約だけでも解約できれば、と悩んでいます。
NHKの受信料金について、なにか対策方法はないのでしょうか?
こちらとしては知識が無いながらも、解約したくて問い合わせをしてもNHKの方は解約をさせないような方向でしか話をしてくれません。
ネットを見ても「解約ができない」や「料金が高い」などの声が多くありました。
NHKの受信料はまだしも、衛星放送の料金はどうしても納得いきません。
世の中にはNHKの受信料を払っていない人もいるのに、衛星放送の受信料という余計な料金を支払わなければいけないのはなぜなのでしょうか?
アドバイス等いただければと思います。
NHK受信料契約を解約するための対策
Iさん、だいぶ憤慨されていますね。
ここでは、対策として、
- NHK契約を解約する方法
- NHK契約の義務と受信料支払い義務の解説
を紹介します。
NHK契約を解約する方法は?
NHK契約を解約する方法は、以下の2つがあります。
- 実家に引っ越しをする(世帯統合)
- 受信機を廃棄する(テレビを捨てるか売る)
実家に引っ越す
NHK契約は1世帯で1契約が原則です。
ですから、実家に引っ越すと「世帯の統合」とみなされて解約することができます。
独身者や賃貸住宅(アパート・マンション等)に住んでいる場合はこの方法で多くの方が解約できていますね。
もし、引っ越しすると嘘をついたらどうなるかについては別の記事で触れています。
受信機を廃棄する(テレビ・HDレコーダー等を捨てるか売る)
受信機があるために契約の義務が発生しているのであって、受信機がなければ契約をする必要がありません。
そのため、テレビを捨てた場合は解約することができます。
実際に、私も一人暮らしをしていた時代に月の固定費をできるだけ減らしたい時期があったんです。
その時にNHKに電話して、テレビを捨てたことを伝えたら即、解約の手続きができました。
まれに、解約前にNHKの職員が家に確認しに来る事があるそうです。
NHK契約の義務と受信料支払い義務の解説
NHK受信料について解説します。
「テレビやHDレコーダーなど、NHKを見ることが可能な機械を設置している場合、NHKとの受信契約をしなければならない」ということは電波法という法律で定められています。
ただし、受信料の支払いについては法律に記載されていません。
つまり、受信料の支払いは法的な義務ではないということです。
- テレビがあるのにNHK契約をしない=法律違反
- NHK契約をしているのに受信料を払わない=契約違反
ということは、受信料を支払っていなくても刑罰を受けることはないのです。
そこを突いて受信料の支払いを拒否する人たちもいるようですが、NHKとの契約書には受信料の支払いの記載がありますから、実質的には義務だと言えますね。
長期間受信料の滞納を続けると、NHKから民事訴訟を起こされて資産の差し押さえなどされてしまう可能性もあります。
解約をしないのであれば、きちんと受信料を払うようにしましょう。
以上、今回はNHK受信料契約が解約できないという体験談と、解約方法等を紹介しました。