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家の建て替えにかかる費用はどれくらい?相場は?

古い住宅を壊して建て替える場合、建物を新築する以外にも、旧家屋の解体費などが必要となります。

土地の購入が必要ないため、予算を全て建物に使えると勘違いしてしまいやすいのですが、解体や引っ越しにかかる費用を見込んで計画を建てないと、予算オーバーになってしまいます。

家を建て替える際に発生する費用

今まで住んでいた家を壊して新しく建て直す場合、次の費用が発生します。

・解体費用
・引っ越し費用
・仮住まいの家賃
・新居の建築費用

解体費用

解体にかかる費用は住宅の構造と広さによって異なります。

木造住宅の場合、人坪あたり3万円から4万円が相場です。鉄骨造やコンクリート造の場合、壊すのに手間がかかるため坪単価はもっと高くなります。

例えば、30坪(建坪)の木造住宅を壊す場合の費用は120万円です。古い建物を壊すだけでも100万円以上の費用がかかります

引っ越し費用

建て替えている間の仮住まいに引っ越し、仮住まいから新居に戻る際の引っ越しの、往復分の引っ越し費用がかかります。

引っ越し費用は、距離、荷物の量、時期によって変わります。

仮住まいは現住所の近くに借りるのが一般的です。自分で運べるような小さな荷物は手持ちや車で運んでしまうのも良いでしょう。荷物を減らせば引っ越し費用が節約できます。

時期については、春先などの繁忙期、長期休暇を避けることで節約できます。転勤や進学などに伴う引っ越しと違い、ある程度は引っ越しのタイミングを自由に選べるはずです。安い時期を選ぶようにしましょう。

引っ越しの際に、家具などの不用品が出た場合はその処分費用も必要となります。

仮住まいの家賃

注文住宅の建築にかかる期間は、一般的に6ヶ月から8ヶ月ほど。

敷金は家賃の2ヶ月分、礼金は家賃の1ヶ月分が相場ですから、家賃9ヶ月分から11ヶ月分必要となります。

一ヶ月の家賃が8万円なら、72万円から88万円かかることになります。

家賃を低く抑えるためには、小さな部屋を借りるのが最も効率的です。

長期間暮らす場所ではありませんから、多少手狭でも我慢できます。

荷物を収めるために広い部屋を借りるくらいなら、トランクルームを別に借り、季節ものや普段使わないものを預けてしまった方が安上がりです。

新居の建築費用

建て替えの場合、土地購入の必要はありません。

残りの予算を建物や新しい家具家電の購入費に当てることができます。

建て替え費用の相場

建て替えで注文住宅を建てる場合、引っ越し費用や解体費用はかかるものの、土地購入が必要な場合と比べると予算には余裕があります。

住宅金融支援機構のフラット35を利用した人のデータを見てみましょう。

2015年のデータによると、土地購入のない人の住宅建設費用の平均は次のようになっています。

・首都圏:3586万円
・東海圏:3377万円
・近畿圏:3288万円
・その他地域:3066万円
・全国平均:3274万円

(このデータでは土地購入のない人というくくりのため、建て替え以外にも相続などで土地を手に入れた人も含まれています)

地域ごとに差はありますが、いずれも平均は3000万円を超えています。

3000万円の予算があれば、住宅性能にこだわったり、設備のグレードをあげたりなど、こだわりのある家づくりが行いやすくなります。

3300万円借りたときの返済額は

建て替えにかかる費用のうち、建物価格分を全て住宅ローンで支払う場合の返済額について考えてみましょう。

建物価格の平均は全国で約3300万円です。

これを35年ローン、固定金利1.5%で返済する場合、月の返済額は101,040円になります。

変動金利0.65の場合は、87,129円です。

建物以外にも数百万円の出費がある

家を建て替える際には、新しい建物を作る以外にも、解体費用・引っ越し費用・仮住まいの費用などがかかります。

解体費用は少ないケースでも100万円超、家賃と引っ越し費用でも100万円以上必要になります。

新居についての計画を具体的に考え始めるより前に、こうした費用が幾らかかり、住宅にどれだけお金を使うことができるのかしっかり計算しておきましょう。






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