間取り・デザイン

間取りの書き方のコツは?住宅の玄関やドアをエクセルや方眼紙で簡単に!

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間取りは初めて書く場合、なかなかまとまらないものです。

やっと出来上がっても、部屋が廊下に接していなくて入れなかったり、一階と二階の階段の位置が違ってしまったりしてしまうんですよね。

また、玄関や部屋のドア・家具や家電などをどう配置したら良いかも分からないため、余計時間がかかってしまう・・・

設計図のように詳細な図面ではなく、自分の希望が伝わるような間取り図が書けたら家づくりの打ち合わせもスムーズになります。

そこで今回は、間取りの書き方のコツと、エクセルや方眼紙に間取りを簡単に書ける方法を紹介します。

1.間取りの書き方のコツは?

間取りを書くコツは、いきなり書き始めずに、考えをまとめてから書くことです。

間取りを書く前の考察・下書きのことをエスキスといいますが、エスキスは以下の手順でやると、比較的簡単にできあがりますよ。

【なぜエスキスというのか】
建築用語では下書きのことをエスキスといいます。
エスキス(Esquisse)はフランス語で、英語のスケッチ(Sketch)と同じ意味です。
スケッチは日本で「イラスト」のようなイメージが定着しており、周辺状況や法規などの制限・お客さんの希望などを総合的に考えながらの作業という意味では「エスキス」の方が合うため、慣習としてエスキスと言われています。

 

①必要な部屋を箇条書きする
②ゾーニング(Zoning)をする
③2階から作る
※ゾーニングの意味は下で解説します

①必要な部屋を箇条書きする

間取りがまとまりそうな時に、後から必要な部屋に気づいた場合は直すのが大変です。

もう一度最初から作り直すことになり非常にもったいないです。

そこで、手戻りが発生しないようにあらかじめよく家族で話し合いながら、必要な部屋やベランダなどを箇条書きして観てください。

一般的な家の部屋は以下の通りです。

玄関 ホール(廊下) リビング
ダイニング キッチン 浴室
洗面所 1階トイレ 寝室
子供室・予備室 応接室 和室(仏間)
納戸・収納部屋 書斎 階段
2階トイレ ポーチ バルコニー

 
その他、必要に応じて必要な部屋を考えて家族でアイデアを出しあうと楽しいですよ。

②ゾーニングをする

【ゾーニングとは】
ゾーニングとは英語のZoneの動詞形で、家の必要な機能や部屋、導線などの設定を考えるための作業です。
細かな寸法などは考えう、大まかな範囲を丸で囲って位置関係を書き出していく手法が一般的ですね。
設計の初期段階で行い、ゾーニングをもとに細かな図面の考察をしていきます。

 
必要な部屋が出揃ったら、寸法などを考えずに下のイラストのように大体の配置する場所を書いて観ます。

間取りを簡単に書くためのゾーニングの画像

こういう簡単な絵はたくさん書けますよね。

色々な案を出してどれがいいか選美ましょう。

③2階から作る

意外に思うかもしれませんが、二階建ての家の場合、間取りは2階から作る方が良いです。

その理由は、階段の位置です。

1階と2階の階段の位置は同じ位置に書く必要があります。

間取り図で階段の位置を上下階で同じ位置に書く画像

階段の位置は、一回の間取りの中では比較的変えやすいんですが、二階の間取りを考える際に、最初から階段の位置を決めておくと部屋を配置しにくくなってしまうんです。

そのため、ゾーニングで大まかな部屋の配置を考えたら2階の間取りを考え、その後1階の間取りを整えるようにすることをおすすめします。

後から配置の調整はいくらか必要になりますが、2階のことを最初から意識して作っていくことが大切です。

2.間取りを方眼紙で簡単に書く方法

ゾーニングができたら、部屋をきちんと配置していきましょう。

間取りを書くには無地や横の罫線が入ったノートよりも、方眼紙や方眼ノートがおすすめです。

間取りを簡単に書くための方眼ノートの画像

5mmの方眼が書いてあるので、そのマスを使って部屋を書いていきます。

①エスキスは1マスを1坪として書く

家の間取りは、エスキスの段階では5mm方眼の1マスを1坪として書くと効率良いです。

間取りを簡単に書く炒めに方眼紙の1マスを1坪とする画像

【補足】
1坪というのは、畳約2帖分の大きさです。
壁の中心線を基準とした寸法は、一辺が1.82mの正方形となります。
1坪=1.82m✕1.82m=3.3124㎡ですね。

 

1マス1坪では小さすぎるんじゃないか?

と感じると思いますが、まだ間取りが固まっていないうちは、1マス1坪で書いた方が簡単に別バージョンを作ることができて便利なんですよ。

修正したい時も、消すのが簡単です(^^)

納得いく間取りになったら、拡大して清書しましょう。

②2階は廊下から書く

間取りを書くときは部屋から書きたくなりますが、廊下から書く方が効率良いです。

理由は、最初に部屋の場所から決めてしまうと、廊下がくねくね曲がってしまう傾向があるからです。

部屋は必ず廊下に接していますし、まっすぐな廊下を先に決めると、自ずと部屋の配置もしやすくなります(^^)

廊下を配置する場所は、以下の画像の場所がおすすめです。

間取りを簡単に書くために二階の廊下を最初に書く画像

上から2マス目に廊下が来ることで、自ずと1マス目には階段やトイレ・収納などが配置されることになりますよね。

廊下やトイレの幅は壁の中心線間で91cmであることが多く、1マス1坪で書いていると非常に細かな図になってしまい、部屋名を入れるのが大変です。

そこで、1マス1坪の段階では細かな部屋名は書かず、略した名前を使います。

下に部屋名の略称例を紹介しますね。

【部屋名の略称の例】
玄関=E(Entrance)
ホール=H(Hall)
リビング=L(Living)
ダイニング=D(Dining)
トイレ=WC(Water Closet)
浴室=UB(Unit Bathroom)
洗面所=Lav(Lavatory)または「洗」
階段=C(Core)
クローゼット=CL(Closet)
和室=和またはJ(Japanese)
寝室=M(Maseter Bedroom)
書斎=S(Study)
子供室=B(Bedroom)または「子」
予備室=F(Free)

 

③南側に部屋を配置するのが基本

部屋は南側に配置すると日光を取り入れやすく、明るい部屋になります。

しかし、土地の形や隣の環境などによっては南側に配置しにくいこともありますよね。

間取り図で南側に部屋を配置した画像

間取り図で部屋を東側に配置した画像

間取り図で部屋を西側に配置した画像

間取り図で部屋を北側に配置した画像

部屋を配置する優先順位としては、

南側→東側→西側→北側

の順番でトライしてみてください。

④玄関ドアや部屋のドアを書く

間取りに玄関ドアや部屋の出入り口のドアを記入しましょう。

ドアのサイズなどを気にせずに、どこから入るのかが分かるように書きます。

  • 玄関ドアは三角で表現
  • 部屋のドアはドアの向きに応じて縦線または横線で表現

↓玄関ドア・部屋のドアを書いた状態
間取り図(方眼紙)に玄関ドアと部屋のドアを記入した画像

これで完成ですね。

3.間取りをエクセルで簡単に書く方法

間取りはエクセルで書くと効率良いです。

エクセルで間取りを書くメリットは、

  • 拡大縮小が簡単にできる
  • 部屋の移動が可能なため修正が楽
  • 別バージョンを作りやすい(コピーアンドペーストができるため)

などがあります。

マイクロソフトのエクセルを持ってない場合、表計算ソフトであればなんでも良いですよ。

①縦横10程度のセルを正方形にする

エクセルのセルを正方形にする手順です。

シートの左上の部分をクリックしてセルを全選択します。

エクセルでセルを全選択した画像

全選択した状態で、一つのセルの横幅・高さを調節すると、選択範囲の全部のセルの横幅・高さが同じ大きさに調整されます。

②ゾーニングをもとに部屋名を配置する

ゾーニングを参考にしながら、セルに部屋名を入れていきます。

エクセルで間取りを作る際に部屋名を入れている画像

一つの部屋に複数のセルを使う際には、セルを結合してから名前を入れるようにしましょう。

文字は縦横ともに中央寄せにすると見やすいです。

③まとまったら罫線(セルの枠)を入れる

間取りがまとまったら罫線を入れます。

エクセルで作った間取りに罫線と色指定をした画像

エクセルだと、画像のように部屋に色を付けることも簡単にできます。

浴室やトイレなどの水回りのセルを水色で塗ると分かりやすいですね。

④玄関ドアや部屋のドアを書く

部屋の枠を書いたら、玄関ドアと部屋の出入り口のドアを書いていきましょう。

1)玄関ドアの書き方

玄関ドアの書き方は、

「▲▼▶︎◀︎」

を使い分けるんです。

文字で入力するんですね。

エクセルで作った間取りに玄関ドアの位置を表示した画像

読み方は、「さんかく」です。

上下左右全部、「さんかく」の変換で書けます(^^)

パソコンはマックでもウインドウズでも「さんかく」でOKです。

2)部屋のドアの書き方

部屋のドアの書き方は、「図形描画」機能を使います。

短い縦線や横線で表現するだけです。

↓エクセルで線を描画する手順
間取り図の部屋のドアを表す線の書き方画像01

エクセルで線を描画する画像02

出入り口の場所が分かるように線を配置してください。

間取りをエクセルで簡単に書いた画像

 


 
ヨシヒロ
以上、今回は間取りの簡単な書き方を紹介しました。

間取りはハウスメーカーに丸ごと任せてしまうのも良いですが、打ち合わせの際に中々ニュアンスが伝わらないということもよくあります。

その際に自分で間取りを用意していると分かりやすいんです。

完璧な間取りを作る必要はありません。

ハウスメーカーの担当者と一緒に改善していくような気持ちで、気軽に作って見ましょう(^^)

この記事を家づくりの参考にしていただければと思います。






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