土地・不動産関連

レインズの閲覧方法は?個人の閲覧時間や費用は?閲覧履歴の確認方法も

レインズに掲載される売土地のイメージ画像

レインズは不動産流通機構に登録された不動産業者だけが見ることができるシステムで、一般個人が閲覧することはできません。

しかし、インターネットでほとんど同じ程度の情報を見ることはできるようになってきています。

今回は、個人がレインズの情報を閲覧する方法や閲覧時間、費用、閲覧履歴の確認方法等を紹介します。

レインズとは

レインズとは何かについて説明します。

※もしレインズのことを既に理解されている場合は飛ばして読んで下さい

レインズとは、宅地建物取引業法で規定される「指定流通機構」が運営する不動産流通標準情報システムのことです。

Real Estate Information Network System

の各頭文字を取ってREINSといいます。

レインズが発足したのは1986年で、インターネットが普及するはるか以前から存在しているんですね。

インターネットが普及してレインズシステムがIP型に移行してネット対応する以前は、宅建業者はFAXによる送信で不動産物件情報を登録していました。

現在はインターネットでデータを送受信できるようになっています。

しかし、一般に普及しているインターネットのホームページのように使いやすいインターフェイスになっておらず、独特の操作性の悪さがあります。

例えば、ブラウザの「戻る」機能が使えないなどです。

レインズシステムを一般の個人が見ることができない理由は、もともとレインズは宅建業者のためのシステムだからです。

以前は、一般の土地を探す人はもっぱら宅建業者に依頼して探してもらっていました。

そして提案された物件をもらい、見に行ったりして検討・購入をしていたのです。

インターネットが普及したことで社会が大きく変化しましたよね。

そして、一般個人が自分で不動産を探すツールの需要が高まりました。

「不動産ジャパン」や、レインズの取引事例を確認できる「レインズマーケットインフォメーション」などのユーザーのためのサービスが拡充してきた背景には、消費者ニーズの変化があるんですね。
 

 

レインズの閲覧方法

レインズを閲覧するには、宅建業者の登録IDとパスワードを入力する必要があります。

一般個人がレインズシステムにログインすることはできません。

ただし、レインズの情報と同等以上の情報を別サイトで見ることができます。

その別サイトとは、

不動産ジャパン

です。

不動産ジャパンは、以下の不動産業界団体サイトに掲載されている物件情報を、横断的に検索・閲覧することができる凄いサイトとなっています。

 

 

  • ハトマークサイト
    宅建業界最大規模の団体「全国宅地建物取引業協会(宅建協会)」が運営する不動産情報サイト
  • ゼネット
    宅建協会の次に規模の大きな団体「全日本不動産協会(全日)」が運営する不動産情報サイト
  • FRKインターネット会員物件情報
    ハウスメーカー等、大手・中検の建物を中心に扱う宅建業者が主な会員の団体「不動産流通経営協会(FRK)」の会員限定サイト
  • 全住協ネット
    関東・関西都市部の工務店・不動産業屋さんが加盟している団体「全国住宅産業協会(全住協)」が運営している不動産情報サイト

 

不動産ジャパンへのリンク
不動産ジャパン|トップページ

不動産ジャパンの閲覧手順

閲覧方法を手順で見てみましょう。

①不動産ジャパンのトップページから「買う」→「土地」をクリック
不動産ジャパンのトップページ画像

 

②「エリアから検索」をクリック
不動産ジャパンのエリアから選択画面の画像

 

③都道府県を選ぶ
不動産ジャパンの都道府県選択画面の画像

 

④市区町村を選ぶ
不動産ジャパンの市区町村選択画面の画像

 

⑤物件リストから詳細を選ぶ
不動産ジャパンの物件リストから詳細を選択する画面の画像

気に入った物件は「マイリスト」をクリクして保存しておくと後で見られます。

不動産ジャパンの物件数はレインズより多い?

宅建業者が取り扱っている媒介物件には3種類あり、以下のような特徴があります。

  • 一般媒介
    レインズへの登録は任意
  • 専任媒介
    レインズへ7日以内に登録しなければならない
  • 専属専任媒介
    レインズへ5日以内に登録しなければならない

媒介物件の中で一番多いのは一般媒介です。

ですから、レインズには全ての物件情報が載っているわけではないんです。

むしろ、自社ホームページやそれぞれの宅建業者が加盟している団体(宅建協会など)の運営している不動産情報サイトに掲載している物件情報の方が多い可能性があります。

レインズに物件情報を登録すると、加盟団体の運営サイトに自動で反映される機能があります。

そのため、レインズに掲載されている物件情報は、すべて不動産ジャパンでも閲覧できると考えられますよね。

一般媒介物件は、レインズに登録せずに、個別に加盟団体のサイトに登録する場合もあります。

以上のことから、不動産ジャパンはレインズよりも物件数が多いと考えられますね。

レインズの閲覧可能時間は?

レインズは、閲覧可能時間が決まっています。

7:00〜23:00

です。

23:00〜7:00の時間はメンテナンス時間となり、システムにアクセスすることができません。

しかし、不動産ジャパンや4団体が運営する不動産情報サイトは24時間閲覧が可能となっています。

レインズを閲覧するには費用がかかる?

レインズは宅建業者が無料で閲覧できます。

しかし、閲覧数が一定の基準を超えると課金されます。

課金はレインズシステムに登録している宅建業者への課金です。

不動産ジャパン等を閲覧する一般個人には一切費用はかかりません。

レインズの閲覧履歴の確認方法

レインズには、他社が自社の物件情報を閲覧した履歴を確認する機能があります。

日毎に、どの物件が何回見られたかを確認できます。

※閲覧した人や会社の情報は確認できません。

宅建業者にとっては便利な機能ですね。

「レインズ」では、自分の閲覧履歴を見ることはできません。

「不動産ジャパン」では「マイリスト」機能により、閲覧した物件登録しておくことができるようになっています。

不動産ジャパンの閲覧履歴画像

物件を探しているユーザーにとって便利な機能ですよね。

 

閲覧履歴のまとめ

  • レインズ
    自社物件が閲覧された履歴を確認できる(日毎の回数のみ)
    自分が閲覧した履歴は確認できない
  • 不動産ジャパン
    自分が閲覧した履歴を確認できる(マイリスト)
    自社物件が閲覧された履歴は確認できない

 


 

ヨシヒロ
以上、今回はレインズの閲覧方法や閲覧可能時間、利用料、閲覧履歴の確認方法を紹介しました。

土地探しの参考にしていただければと思います。






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