資金計画

賃貸住宅に一生老後まで住むメリット・デメリットは?持ち家とどっちが良い?

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アパートと一戸建ての家の画像

賃貸住宅に一生住むのと、持ち家に住むのとではどちらが良いんでしょうか?

あなたが独身なのか、結婚していて家族がいるのかどうかによって考え方が変わってきます。

一般的な老後資金は2,000万円とも3,000万円とも言われていますね。

年金をもらえる額が少ない私達にとっては切実な問題です。

今回は、賃貸住宅に住み続けるメリットとデメリットを見ながら、賃貸と持ち家はどちらが良いのかを考えてみましょう。

1.賃貸住宅に一生住むメリットは?

アパートの茶色い玄関の画像

賃貸住宅に住み続けるメリットは、

①引越しが簡単なため生活の変化に対応しやすい
②固定資産税が発生しない
③ランニングコストが低い

というところです。

順番に見てみましょう。

①引越しが簡単なため生活の変化に対応しやすい

賃貸住宅に住み続けるメリットは、移住が簡単だということがいえます。

  • 職場が変わってより会社に近い部屋に引越したい
  • 荷物が増えたので収納が多い部屋に引越したい
  • 今住んでいる部屋に飽きてしまったので心機一転したい

など、移住する理由はさまざまです。

引越しする手続きが

  • 賃貸契約
  • 役所への転入転出手続き
  • 公共料金等の住所変更

くらいなので、けっこう簡単な理由で引っ越しできるところは魅力ですよね。

 

持ち家の場合は

  • 不動産の査定や売却の依頼
  • 住宅ローンの完済と抵当権を外す手続き
  • 所有権移転登記の手続き

など、難しい手続きが多いため移住のハードルが高まります。

②固定資産税が発生しない

賃貸住宅に住み続けるメリットとして、固定資産税が発生しないということがあります。

持ち家は固定資産なので、所有していると固定資産税という税金がかかるんですよ。

固定資産税は、所有している不動産の評価額に応じて課税される地方税で、通常は都市計画税と合算で徴収されます。

課税主体は市町村ですが、東京都の場合は「区」ではなく「東京都」が課税します。

税額は地域や家の状態によって大きく変わりますので、いくらくらいなのかを簡単に知ることは難しいですね。

私の家の場合は、年4回に分けて口座振替で26000円ずつ引かれています。

引かれる時期は、

  • 第1期 6月
  • 第2期 9月
  • 第3期 12月
  • 第4期 2月

です。

けっこう飛び飛びなので、引かれるのを忘れていると急に預金が減っていてびっくりしますよ。

年間104,000円なので、賃貸で毎年更新料がかかってるようなものですかね^^;

この固定資産税がかからない賃貸住宅は良いですね。

③ランニングコストが低い

エアコンにリモコンを向けている画像

賃貸住宅では、家自体に問題が起こった際に、住んでいる人の過失で生じた傷などでない限り修理費は大家が負担します。

例えば元々付いていたエアコンの不具合等ですね。

何かアパートの建物やお風呂などの設備に故障が見つかった場合には、自分で修理しようとせずに管理会社や契約した不動産屋さんに電話で伝えましょう。

持ち家の場合はそういった経年変化や故障を自分でメンテナンスしていく必要があります。

  • 外壁や屋根の塗り替え
  • 災害等による損傷の補修
  • エアコンの修理
  • お風呂の排水管のつまり
  • ガスや電気設備の修理

など、それぞれ同時には起こらないまでも、老朽化してくると常に何かの工事をやっているような気になるほど維持するのに手間やお金がかかるんです。

そうした煩わしい修理の手配やお金がかからないというのは、賃貸住宅の大きなメリットですね。

2.賃貸住宅に一生住むデメリットは?

アパートの階段の画像

賃貸住宅に住み続けるデメリットは、

①隣や上下の部屋の騒音トラブル
②プライバシー
③世帯主死亡時のリスク
④資産にならない

というところです。

順番に見てみましょう。

①隣や上下の部屋の騒音トラブル

賃貸住宅(アパート等の集合住宅)のデメリットといえば騒音問題です。

騒音と行っても、普通に生活している中で何気なくでる音ですね。

隣や上下階の物件から出る生活音や子供の騒ぐ音が毎日聞こえますし、子育てをしている場合は24時間ドタバタ音や鳴き声が近所に聞こえていないか気にして事になる可能性があります。

集合住宅に住んでいる人の多くは、騒音問題が原因で一戸建ての家に住みたいと思っていると言われています。

騒音は聞く方も音を出す方もストレスになってしまうんですね。

そういうストレスとずっと付き合っていく必要のあるところは賃貸住宅に住み続けるデメリットですね。

②プライバシー

アパート等の賃貸住宅は、隣や上下階とくっついているので、プライバシーを守りにくいです。

ベランダが薄い板で仕切られていたりしますが、隙間もあるし簡単に破られそうですよね。

また、南側の大きな窓が前面道路から丸見えだったり、お風呂が北側の通路に面していて入浴中なのがまるわかりだったりと、気になりだしたらキリがないほどプライバシーに関しては弱いです。

一戸建ての家の場合は見られたくない部分はきちんとガードできますし、多少なりとも庭を設けることも可能なため、リビングの団欒スペースを道路から見られるような心配も少なくなります。

↓庭が鑑賞スペースとなってプライバシーを守る
ウッドデッキのある家の画像

賃貸住宅のプライバシー面はかなりのデメリットですね。

③世帯主死亡時のリスク

世帯主が亡くなった場合、賃貸住宅に住んでいると翌月からの家賃が遺族の悩みのタネになります。

生命保険で死亡保険が出るとしても、長期的に生活を保障してくれるものではありません。

大切なご主人を亡くして、しばらくは放心状態でしょう。

その後、生活を自分でなんとかしなくてはならないことに気づいて、一体何をしたら良いか分からなくなるはずです。

もしご主人が亡くなった場合、引越しの検討をする必要が出てきますね。

今よりも家賃の安い家を急いで探すわけです。

もし残された家族が奥さんと1歳の子供だった場合、なんとか子供を預けられる場所と仕事を同時に探さないとなりません。

  • 引越し
  • 託児所
  • 仕事

を同時にするイメージです。

その際、引っ越しせずにしばらくは家賃を保険金から出そうとしないほうが良いでしょう。

もし仕事が中々見つからないという場合は徐々にお金がなくなっていき、家賃を切迫することになります。

その時引越し費用が出せないと、露頭に迷うことになってしまいますので。
 

一方、持ち家の場合はどうでしょうか?

ご主人が亡くなる悲しみは同じですが、その後の生活が大きく異なります。

賃貸住宅では引越しを検討する必要があるのに対し、持ち家の場合は「団体信用生命保険(団信)」またはそれに準じる保険のおかげで、住宅ローンをチャラにできます。

もう居住費は考えなくて良いということですね。

引っ越さなくて良いんです。

もちろん、引き継いだ家を売却したお金で引越しすることも可能です。

固定資産税は残りますが、月々の負担が無いということで非常に楽ですよね。
 

ということで、万が一ご主人が亡くなったらすぐに引越しを検討しなければならないというのは、賃貸住宅に住み続けるデメリットと言えます。

④資産にならない

賃貸住宅に長年住んでいると、「今までどれくらいの家賃を払ったんだろう」という気持ちになる時があります。

10万円の家賃の家に30年住んだ場合、総額の家賃は3,600万円になるんです。

22年に一度家賃の1ヶ月分の香辛料を支払う場合、150万円追加の3,750万円。

更に何度か引っ越しした場合はもっとかかりますね。

3,750万円は、2,650万円の住宅ローンを金利2.5%で30年間で払い終わるのと同じ額になります。

さらに、持ち家の場合はそれが資産となり、売却してお金にすることもできます。

一般的な木造住宅は、建築後25年を経過すると査定額ゼロになります。

  • 長期優良住宅
  • 低炭素住宅

の認定を取って、維持管理をキチンとしていけば家の価値を下げずに高い金額で売ることもできますよ。

土地はその時の取引相場によって変わってきますね。

将来的に高い値段で家を売りたい場合、これから過疎になっていきそうな地域よりも、発展していきそうな地域で土地を探すと良いでしょう。
 

賃貸住宅の場合は支払った家賃は戻りませんから、資産にならないというのは大きなデメリットと言えますね。

【参考記事】
長期優良住宅申請のメリットデメリットは?固定資産税や住宅ローン控除・売却時に有利?

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3.賃貸住宅と持ち家はどっちが良い?

アパートと新築一戸建ての家の比較画像

賃貸住宅と持ち家はどっちが良いでしょうか?

それは、あなたの状況によります。

①独身の場合

もしあなたが独身で、今後結婚や家族が増える予定がない場合は賃貸住宅の方が良いと言えます。

賃貸住宅のメリットのところでも触れたように、賃貸住宅の場合は契約の途中でも1ヶ月程度前に通知すれば引っ越しすることができます。

転職や減給などで家賃の支払いに不安を感じたら、より家賃の安い賃貸住宅へ引っ越す事も簡単です。

また、万が一あなたが死亡した場合にも、路頭に迷ってしまう家族はいません。

一方、独身の方が持ち家を持った場合、死亡時にはあなたに所有権のある不動産(持ち家)をどう処理したら良いか親族や身内の方が苦労することになります。

途中で家族が増えた場合にも、手狭になった家を手放してより広い家に引っ越すことになります。

その際、現在支払っている住宅ローンに加えて新しい家の家賃(または住宅ローン)を二重に支払うことになってしまうため、今の持ち家を処分出来ない限り別の家に引っ越すのは困難ですよね。

以上の理由から、一般的には独身の場合は持ち家よりも賃貸住宅に住む方が良い、と言えます。

もし、独身のうちに持ち家を計画する場合は、将来的に家族が増えた場合などを想定して、広めの家やマンションを購入しておく必要がありますね。

②結婚していて今後家族が増える予定がある場合

夫婦と子供の3人家族の画像

あなたが結婚しているか、家族が増える予定がある場合はどうでしょうか?

夫婦2人の場合はアパート等の賃貸住宅に住んでいても不便は感じない可能性が高いです。

今後しばらく家族が増える予定がない場合はそのまま賃貸住宅に住み続けることも選択肢ですね。

しかし、子供を生む計画がある場合は持ち家を検討した方が良いかもしれません。

賃貸住宅(集合住宅)での子育ては、隣や上下階の部屋からの騒音に加えて、自分の家からよその部屋への騒音の心配が跡を絶たなくなります。

小さい子供は激しい音を立てながら楽しく遊びながら少しずつ大きくなるため、毎日ドタバタ・ガシャーンという騒音が出ます。

毎日子供の世話で精神的にいっぱいいっぱいのところに、近所からの苦情が来ると「絶対に一戸建ての家に引越してやる」という気持ちになります。

子育て中に家の計画を開始して、建築し、引越しをするというのはとても大変な作業になってしまいますから、できれば一戸建ての家に住んいる状態でお子さんを産む方が楽です。

タイミング的には、妊娠が分かった時にすぐに家を建てる計画を始めても間に合います。

生まれるのは家が完成する前になりますが、乳幼児であれば引越しは比較的楽ですね。

1歳〜3歳児を育てている最中は毎日が戦場のようで満足行く家づくりができない可能性があるんです。

できるだけ早い段階でライフプランを考えて、早めに持ち家を計画することをおすすめします。

騒音問題を考慮すると、持ち家はできれば一戸建てが良いです。

子供が騒いでも壁と空間を隔てて伝わることは稀なので安心して生活できますよ。

マンションの場合は、鉄骨造ではなく、鉄筋コンクリート造の建物を選ぶようにしましょう。

鉄骨造は建物の骨組みが鉄の柱や梁で出来ているため、比較的音が伝わりやすいんです。

鉄筋コンクリート造の建物は、音を伝えにくい骨組みでできており、物件によっては界壁(部屋と部屋の間の壁)がコンクリートで作られていることもあります。

隣の部屋との騒音問題を考えると、鉄筋コンクリート造で界壁を鉄筋コンクリートで作ってある物件が良いでしょう。
 


 
ヨシヒロ
以上、今回は一生賃貸住宅に住み続けるメリット・デメリットを紹介しました。

一生を考えた時に、賃貸住宅にずっと住むのか、持ち家に切り替えるのかどこかで決める時が来るはずです。

ご自分の将来設計をして、できるだけ早い時期に判断することをおすすめします。

この記事がお役に立てれば幸いです。






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