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アイフルホームの坪単価は?セシボやiPrime7・平屋・スマートハウスの平均も

アイフルホームとLIXIL住宅研究所のロゴ画像

アイフルホームは年間着工頭数5000棟を超える(12位)中堅ハウスメーカーです。

名前に「アイフル」と入っているので、消費者金融の「アイフル」と関係あるのでは?と思うかもしれませんが、全く関係ありません(^^)

アイフルホームは再編を繰り返し、現在は建材大手LIXIL住宅研究所が運営してるんですよ。

LIXILは家の内装材やお風呂・キッチンなどの住宅設備、構造材など総合的な建材メーカーとして国内トップのシェアを誇るメーカーですから、その傘下に入ったメリットは非常に大きいですね。

年間5000棟の実績と自社製品を使えるスケールメリットで、家の建築コストをグッと抑えることができているため、ユーザーにとっても価格面でかなりお得になると考えられます。

安さと高品質を兼ねそろえたアイフルホームは、住宅業界を席巻しているローコストメーカーにとっても脅威の存在になるのではないでしょうか。

今回は、アイフルホームの

  • セシボ(人気商品)
  • アヤ(平屋商品)
  • i-Prime7(ネット限定商品)
  • GURU GURU(スマートハウス商品)

の坪単価を紹介します。

「坪単価」は問題点があり、ハウスメーカー比較に使う場合には注意点があるので、後半では坪単価についての解説もしています。

参考にどうぞ。

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1.アイフルホームの坪単価は?

アイフルホームには

  • セシボ
  • AYA
  • スプリーム
  • ハッピーハーモニー
  • i-Prime7
  • 次世代リジリエンスホーム

という商品ラインナップがあります。

この中で、人気の高いセシボとi-Prime7の坪単価を紹介します。

①セシボの坪単価

アイフルホーム「セシボ」の外観画像

アイフルホーム・セシボには

  • セシボ爽
  • セシボ零
  • セシボ極
  • セシボ家+

があります。

価格は使用する断熱材の種類やデザインによって上下します。

この中では「セシボ爽」が標準的な仕様と言えます。

セシボ爽の坪単価は40〜45万円程度です。

ここでいう「坪単価」とは、本体工事費を施工面積で割った数字になります。

家を建てるには本体工事費以外にもたくさんお金がかかりますから、別途資金を用意しておく必要があるんです。

【本体工事と別にかかる費用】

  • 外部給排水工事
  • 浄化槽(必要に応じて)
  • 付帯工事(太陽光発電など)
  • 外構工事(駐車場・フェンスなど)
  • カーテン
  • 照明
  • 家具
  • 引っ越し費用
  • ローン手数料
  • 登記費用

 

外構工事・カーテン・照明など、工事を伴うものは建築工事とみなされるため住宅ローンに含むことができます。

しかし、基本的に融資手数料や引っ越し費用は自己資金から充当することになるので注意が必要ですね。

住宅ローンの種類によっては融資手数料込み(金利が少し高い)の場合もありますから、よく検討して無理のない資金計画を立てるようにしてくださいね。

 

 

②iPrime7の坪単価

アイフルホーム「i-Prime7」の外観画像

i-Prime7は、アイフルホームのネット限定発売商品です。

ネットで集客し、ユーザーが自分で登録するので営業経費がかからないことから坪単価を他の商品と差別化しています。

サイズや間取り・仕様等をネット上で決めるため、アイフルホームにとってもユーザーにとっても時間と労力を削減できるところが魅力ですね。

ただし、敷地情報(サイズや道路との関係・法令上の制限など)は営業担当者が確認する必要があるため、実際の建築に向けてのスケジュールは打ち合わせによって決定していきます。

契約は他の商品と同じく、建築地最寄りのフランチャイズ店(工務店)と交わします。

i-Prime7の坪単価ですが、本体価格で20万円台後半に設定されているんですよ。

20万円台ってすごいですよね!

しかし、坪単価については問題点があるので、後半で触れたいと思います。

2.アイフルホームの平屋(AYA)の平均坪単価は?

アイフルホームの平屋住宅「AYA」の外観画像

AYAはアイフルホームの平屋建て商品です。

企画プランが豊富にあり、平屋ならではの効率良い動線計画が魅力ですね。

注文住宅もできますが、企画の完成度が高いため、敷地や家族構成に合う間取りが見つかった場合は採用することをお勧めします。

企画プランを採用した場合、標準仕様で坪単価48万円(32坪で1535万円)+付帯工事・申請費等です。

「セシボ(2階建)に比べてちょっと高いな」

と感じるかもしれませんが、通常平屋は二階建てよりも高くなるんですよ。

↓平屋建てと二階建てのコストの違いがわかるイメージ
2階建てと平屋の値段の違いが分かる画像

上図のように、単純に平屋と同じ床面積の総二階の家では、屋根と基礎の面積が約2倍になるんです。

屋根と基礎の面積の差をコストで計算すると、両者の価格差はもう少し小さくてもおかしくありません。

しかし、平屋住宅としてはAYAの価格は安いので、2階建てセシボの価格設定が非常に抑えめなのだと考えられます。

3.アイフルホームのスマートハウス(GURU GURU)の平均坪単価は?

アイフルホームのスマートハウス「GURU GURU」を上空から見た画像

アイフルホーム GURU GURUは新しい商品のため、まだ価格事例の情報がありません。

しかし、セシボのスマートハウス仕様の坪単価37万五千円(40坪で1500万円)という事例がありますが、GURU GURUは新商品ということを考慮すると安くても坪単価45万円は超えてくると考えられます。

一般的にハウスメーカーでスマートハウスを建てようとすると、坪単価80万円くらいは行くので、アイフルホームのスマートハウスは非常に安いです。

アイフルホームは、社内に

  • トステム(住宅内装建材)
  • サンウェーブ(キッチン・浴室・洗面設備)
  • INAX(トイレ設備)

といったブランドを抱えているLIXIL住宅研究所が運営していることから、それらの建材設備を安く利用できるメリットがあります。

LIXIL住宅研究所は、社内に3つの住宅カンパニーを抱える研究機関としての側面もあることから、スマートハウスの商品開発においても他社にはないアドバンテージがあるんです。

アイフルホームのGURU GURUの商品力・価格の安さの秘密は運営母体のLIXIL住宅研究所の存在だと言えますね。

4.坪単価を他社との価格比較に使うためには

坪単価について触れてみます。

「坪単価」は住宅会社の値段の比較に使われることがありますが、その場合に以下のような問題点があるんです。

 

【坪単価の問題点】

  • 算出根拠となる分母(床面積)にどこまで含むか決まりがない
  • 算出根拠となる分子(価格)にどこまで含むか決まりがない

 
そのため、住宅会社選定の指標として使う場合は、分母と分子を自分で統一し、比較対象の会社を公平に扱う必要があります。

住宅会社の見積書は、各社独特で項目記載方法が違うため、簡単には比較できません。

詳細な見積書を紐解いて比較用に作り変える必要があるため、かなり難しい作業になりますね。

見積書を読む際に参考になる記事を紹介します。

以下の記事では、基礎工事や大工工事など見積書の各項目の相場を紹介しています。

 

【参考記事】
注文住宅4LDKの相場は?東京都内の家の価格相場や平屋の場合も
 

↓紹介している見積書の項目

①基礎工事の相場
②プレカット工事の相場
③クロス工事の相場(A・B)
④外壁工事の相場
⑤屋根工事の相場
⑥大工工事の相場
⑦材木の相場(柱・合板等)
⑧フローリング材の相場
⑨内装ドアの相場
⑩窓・玄関ドアの相場
⑪設備機器の相場(キッチン・浴室等)

 
坪単価は江戸時代に生まれた言葉で、使う材料の質や装飾残り方を表すものでした。

葛飾北斎の描いた大工の画像

当時は民家の間取りはどれも同じだったんです。

玄関から台所まで土間になっていて、小上がりに和室が四つ田の字型に配置されています。

一つは座敷(居間)、隣り合った一つを寝室として使い、残りの二つは普段は使用しません。

人が集まるときにの食事スペースや冠婚葬祭に使うんです。

ちょっともったいない気がしますよね。

四つの和室の間には押入れ等を配置し、その一角は仏壇が置かれたり床の間として飾ったりします。

このへんは各家庭ごとにアレンジする部分ですね(^^)

南側には縁があり、内と外の間の鑑賞空間として機能していました。

このような間取りの名残は現在にも残っていて、二間続きの和室などは地方の農家住宅には定番の間取りです。
 


 

ヨシヒロ
以上、今回はアイフルホームの坪単価を紹介しました。

アイフルホームは全国規模でフランチャイズ展開するハウスメーカーです。

フランチャイズ展開とは、直販ではなくフランチャイズ契約した各地の地元工務店が販売・施工代理を行う形の運営手法になります。

お客さんはアイフルホーム本体とは契約せず、販売施工代理をしている地元工務店と契約し、アフターメンテナンスや補修等の対応も直接地元の工務店が行うんです。

保証関係も、工務店対応ですね。

あまりにメーカー本体との関わりが薄く感じて不安に思うかもしれませんが、バックアップは手厚いものがありますよ。

その辺の契約システム等を理解することがアイフルホームとの家づくりの第一歩かもしれませんね。

坪単価に関しては、アイフルホームの積算・営業ノウハウによって安く管理されています。

主には下請け業者(仕入れや外注)との請負金額・交渉方法を工夫することによって価格を安くしていますね。

さらに、アイフルホームはLIXIL住宅研究所のメンバーです。

LIXIL住宅研究所は、旧トステムが主体の企業グループで、社内に

  • アイフルホームカンパニー
  • フィアスホームカンパニー
  • GLホームカンパニー

という3つの住宅カンパニーを持っています。

アイフルホームの年間着工棟数は5000棟前後で、ハウスメーカー全体で12位です。

これら5000棟のうち、多くはLIXIL関連の建材を使用します。

そのスケールメリットを活かして安く仕入れられるんですね。






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